コロナ禍前に比べ本四備讃線の落込みが顕著に…JR四国輸送実績 2021年度

本四備讃線を通過する8600系の特急『しおかぜ』。
本四備讃線を通過する8600系の特急『しおかぜ』。全 3 枚

JR四国は7月29日、「5カ年推進計画 2021~2025 2021年度 年度検証報告書」を公表。そのなかで2021年度における1日1kmあたりの平均通過人員(輸送密度)を明らかにした。

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この報告書は「持続可能な鉄道網の確立に向け、2次交通も含めたあるべき交通体系について、徹底的な検討を行う」として策定された「5カ年推進計画2021~2025」に基づき、その達成度合いを年度ごとに検証したもの。

それによると全線の輸送密度は目標の66.9%にあたる2955人、1列車あたりの利用人員を示す「列車キロ平均輸送人員」(列車キロ)は目標の72%にあたる49.2人になったという。

このなかで最も輸送密度が高い線区は予讃線高松~多度津間で1万6317人。2019年度では最も高かった本四備讃線(児島~宇多津)はコロナ禍における人流抑制が祟ったのか、輸送密度、列車キロともに2019年度比で4割以上落ち込み、減少幅が最も大きい。

一方、輸送密度が最も低い線区は牟岐線牟岐~阿波海南間で146人。それに次ぐ予土線(北宇和島~若井)は195人で、301人だった2019年度より4割近い落ち込みを見せているが、列車キロでは2割程度の減少に留まっている。


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《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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