7月の国内新車販売、日産の軽EV『サクラ』がベスト30入り[新聞ウォッチ]

日産サクラ
日産サクラ全 7 枚

7月の国内新車販売で最も売れた車は、トヨタ自動車の小型車『ヤリス』で、2か月ぶりに首位の座を奪回したという。

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表したもので、きょうの毎日が「低燃費や小回りの良さが評価され、高い人気が続いている」などと取り上げている。ただ、ヤリスの台数は前年同月比19.5%減の1万8679台と伸び悩んでいる。

2位はホンダの軽自動車『N-BOX』で同0.7%増の1万7105台。6月は首位だったものの、1500台余りの差でヤリスに逆転を許した。3位はトヨタ『カローラ』で同41.2%増の1万3054台だが、トヨタはベスト10にランクインしたのはこの2車種のみ。ホンダも、2位のN-BOXのほか、10位に小型車『フィット』の2車種。

4位はダイハツ『ムーヴ』、5位がスズキ『スペーシア』と軽自動車が続くが、6位には日産自動車のeパワー搭載の小型車『ノート』で、前年同月に比べて25.7%増の8371台で、4位のムーヴとの差はわずか302台と健闘した。

その日産は、6月に発売した初の軽電気自動車(EV)『サクラ』は3319台を販売し、軽部門で13位、登録車を含めた総合ランキングでは26位とベスト30内に食い込み、同じ日産のEV『リーフ』(1546台)を超えて、EVとしては1位に躍り出た。

EV購入時の手厚い補助金が10月にも打ち切られるとの報道も伝えられているなかで、同じく受注が好調とされる三菱自動車の軽EV『eKクロスEV』とともに、8月以降の新車販売ランキングが興味深い。

三菱eKクロスEV三菱eKクロスEV

2022年8月5日付

●東京都心に「空飛ぶクルマ」24年度実証実験へ(読売・10面)

小田急、西武運賃10円上げ、ホームドア、エレベーター整備、来年3月(読売・10面)

●日野不正納入先に影響、いすゞなど車や建機出荷停止(読売・11面)

●最高益一転トヨタ減益、原材料高騰や減産で純利益17.9%減、4~9月期、系列も減益・赤字相次ぐ(朝日・8面)

●レンタカー満車沖縄に悲鳴、コロナ禍の減車響く(朝日・8面)

●2か月ぶりにヤリスが首位、7月新車販売(毎日・7面)

●データ安全管理巡りトヨタ中国合弁検査、当局(産経・10面)

●理想の出社「週3日以下」7割、野村総研調査(東京・7面)

●マツダ、CX-30など値上げ(日経・13面)

マツダCX-30マツダCX-30

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  5. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る