スクープされて“困り顔”? MINIの高性能ハッチ『JCW』改良プロトタイプを目撃

MINI JCW 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)
MINI JCW 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)全 15 枚

MINIハッチバックに設定されるハードコアモデル、『JCW』(ジョンクーパーワークス)改良新型の最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

なぜか“困り顔”風のMINI JCW プロトタイプ

MINIは今後の数年間で2つの選択肢を用意することがわかっている。1つはEV、もう1つは内燃機関(ICE)を動力源とするモデルだ。この2つは異なるプラットフォームを採用し、2つの異なる大陸で製造され、同時に販売される予定となっている。

南ヨーロッパで捉えたのは、ICEを搭載する高性能モデルのJCWだ。プロトタイプはMINIお得意の黄色と黒の渦巻き模様のカモフラージュが施されている。なぜかヘッドライトは“困り顔”風だ。フロントエンドには、エッジが丸みを帯びた台形グリルを装着。中央にはADAS用のセンサーが取り付けられている。バンパーコーナーには四角い吸気口も見られる。

ボンネットは、現行モデルよりも丸みを帯びたデザインで、丸いヘッドライトの周りには円形トリムが備わっている。最終的にはEVモデルとの共通性をより濃くしたデザインになると予想される。

側面にはインジケーターを備えた新設計のサイドミラーを装備、後部は通常のMINIハッチバックとほぼ同様で、ユニオンジャックをイメージしたLEDテールライトも健在だ。また開発中と見られるセンター出しマフラーも見てとれるが、最終的にはデュアルエキゾーストシステムがインストールされるだろう。

最大の変更点はインテリアにある。中央には大きな丸いタッチスクリーン・ディスプレイを配置、ドライバーの前にある小さなディスプレイは排除され、代わりにすべての情報はヘッドアップディスプレイ、または中央のディスプレイから取得することになる。またシフト/トグルスイッチは大きな丸いスクリーンのすぐ下に移動される。ボタンは少なく、ほとんどの機能はタッチスクリーンで制御されるようだ。

ICEモデルは既存の「FAAR」プラットフォームを進化させる。JCWでは2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力231ps、最大トルク318Nmを発揮し、6速マニュアル、または8速オートマチックギアボックスのいずれかと組み合わされ、全輪駆動となる。EVへシフトするMINIにとって、高性能ICEモデルは「楽しみのためのMINI」として当面の間は生き続ける。

MIN ハッチバック JCW改良新型のワールドプレミアは、2023年内と予想される。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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