プロショップとの良き関係が高音質への近道。ホンダ フリード後編[カーオーディオ ニューカマー]

プロショップとの良き関係が高音質への近道。ホンダ フリード後編[カーオーディオ ニューカマー]
プロショップとの良き関係が高音質への近道。ホンダ フリード後編[カーオーディオ ニューカマー]全 7 枚

フリードへの乗り換えの際にスピーカー交換をプランした金子さん。しかし千葉県のサウンドエボリューション・ログオンとシステムアップの相談をして行く中でDSPアンプやサブウーファーの必要性を痛感してシステムデザインを徐々に進化させていくことになる。

DSPアンプやサブウーファーを加え
充実のシステムデザインを構築する

愛車をフリードに乗り換えたのをきっけかに、本格的にオーディオインストールをはじめた金子さん。もともとポータブルオーディオにおいてはベテランでオーディオの知識は豊富だった。

「当初はスピーカー交換だけを考えていたんですが、ショップでDSPアンプを紹介されたんです。存在は知ってはいましたが、詳しい知識は無くていろいろ質問したんです。するとDSPによる調整機能に加えて外部アンプまでが備わっているユニットだとわかってきて、急にシステムに組み入れたくなったんです」

オーディオシステムを知っているオーナーだけに、ユニットに対する説明の理解も早かった。ポータブルオーディオではポピュラーではないDSPアンプも、すぐさまその機能やサウンドにおける効果を納得して、自分のクルマへの導入を考えた。さらにシステムアップはここで止まらなかった。

「サブウーファーの導入も考えました。スピーカーだけ取り付けてもいずれ低音がもの足りなくなってサブウーファーが欲しくなるとわかっていました。だったら最初のタイミングで一気に取り付けてしまおうと考えたんです」

こちらも低音~高音までの帯域分割のこともしっかり理解しているオーナーだけに、いずれはシステムアップがしたくなることを既に予測していて、先回りしてサブウーファーをシステムに組み入れることにした。ここまでいくつかのシステムプランをショップと二人三脚で組み立ててきた金子さん。すでにショップのスタッフとはツーカーの仲になっていた。

「ログオンはとても親身になってシステムやカスタム処理のことを考えてくれたのが印象的でした。欲しいシステムをうまくナビゲートしてくれたのもありますし、自分にとっての最善のショップ選びができたと思っています」

完成した愛車の音は設備の整った
リスクニングルームで聴くサウンドだった

スピーカー交換からDSPアンプ、サブウーファーまでのシステムをクルマの納車前にショップと相談して決めていた金子さん。フリードが納車されるとすぐさま取り付け作業をスタートさせる。そしてインストールが完成した愛車と対面することになる。

「ショップに行くと、すぐにクルマに乗り込んで音を聴きました。最初の感想は“ホームオーディオと同じ音がする!”でした。まるでリスニングルームで左右のスピーカーから等距離の位置に座ってオーディオを聴いている感覚だったんです。まさに設備の整った環境で聴く“ホームオーディオの音”に仕上がっていたんです」

定位の確かさに加えて帯域バランスの良さもすぐに感じた金子さん。

「これが本当にカーオーディオの音なのかと驚きました」

オーディオ再生の音源としてはいくつかの選択肢を用意したのもオーナーのこだわり。手持ちのハイエンドDAP(DX220MAX)はUSBの有線接続でサウンドクオリティをトコトン追求する音源接続経路とした。対してスマホやライトモデルのDAPはブルートゥースを使って接続するシステムも並行して構築している。

「ポータブルオーディオでは一番のお気に入りであるDX220MAXは車内では使うつもりはなかったんです。しかし完成した愛車の音を聴いてみたら“もっと良い音が出るかも”とさらに上を目指したくなってきたんです。それでUSBの有線接続を試してみることにしました。するとリアルに音の良さを感じたんです。現時点で自分の中ではカーオーディオの完成形と思える音にまで進化したと思っています」

◆カーオーディオとポータブルの
良いところをそれぞれ知って双方を満喫

愛車のフリードは毎日の通勤で利用している。通勤時間は30分程度で軽く音楽を聴く程度の時間だ。そこで通勤時にはスマホをブルートゥース接続して手軽に音楽を聴くことが多いという。

「ウイークデイは手軽に音楽を聴く感じですが休みの日のドライブは最高の音を聴きたくなるんです。そこでDX220MAXを持ち込んで聴くことにしています。かなりのロングドライブに出かけることもありますが、ドライブの間はずっと音の良いオーディオを楽しめるので長距離走行がむしろ心地良いです」

通勤時のライトな聴き方と週末の徹底した高音質再生の両方の音をシーンに合わせて楽しんでいる金子さん。プレイヤーと音源接続の違いによる音の変化さえも楽しんでいる。

「普段聴いている曲はロックからJ-POP、アニソンまでかなり幅広いです。既にポータブルオーディオで好きな曲をライブラリーしているので、これを車内で聴いています。その際にポータブル機で聴く場合とカーオーディオで聴く場合の違いがあり楽しいです。カーオーディオでは空気感が感じられるのが良いところ。ゆったりと音楽を聴くのはこの環境が合っていると思います。対してポータブルオーディオをヘッドホンで聴くと脳に直撃するサウンドなんです。こちらは音楽だけに集中するには良い環境だと思います」

それぞれの良いところを体感してカーオーディオもポータブルオーディオも両面で楽しんでいる金子さん。しかしカーオーディオのシステムアップは予想以上に効果があったようで、音の良いオーディオがあることでクルマに乗る“ワクワク感”が倍増したという。

「現在クルマに乗っていて一番楽しい瞬間は“ひとりカラオケ大会”なんです。そんな楽しみ方ができるのもカーオーディオならではだと思うので、これからもポータブルオーディオと両面でオーディオを楽しんでいこうと思っています」

ポータブルオーディオのベテランの金子さんが、カーオーディオの楽しさにも目覚めた今回のシステムアップ。それぞれのオーディオの楽しみ方を体験して、これからもカーオーディオとの良い関係を続けていく予定だ。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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