ポールスター『6』はEVロードスター、2026年に市販化へ

目標性能は0~100km/h加速3.2秒で最高速250km/h

軽量で高剛性の接着アルミ構造を採用

EVクーペ「プリセプト」のデザイン言語がベース

ポールスター O2
ポールスター O2全 10 枚

ボルボカーズ傘下のポールスターは8月16日、スポーツロードスターをEVで提案したコンセプトカーの『O2』(Polestar O2)を2026年、ポールスター『6』として市販化すると発表した。

◆目標性能は0~100km/h加速3.2秒で最高速250km/h

2022年3月に米国ロサンゼルスで初公開されたO2は、ポールスターの次世代クーペEVコンセプトの『プリセプト』のオープン版に位置付けられる。このハードトップコンバーチブルは、スリリングな運転体験を追求するポールスターのビジョンであり、EVのすべての利点を備えているという。

ワイド&ローのボディは、コンパクトな2+2キャビン、短いオーバーハング、長いホイールベースを備え、クラシックなスポーツカーのプロポーションを具現化していた。

ポールスター6には、高性能な800 ボルト電気アーキテクチャーを採用する。目標とする動力性能は、0~100km/h 加速 3.2 秒、最高速250km/h。ポールスター6には、発売記念モデルとして、「LAコンセプト・エディション」が500 台限定で用意される予定だ。コンセプトカーのポールスターO2をモチーフに、ユニークなスカイブルーのエクステリア、明るいレザーインテリア、専用の21インチアルミホイールを採用するという。

◆軽量で高剛性の接着アルミ構造を採用

ポールスター6には、英国のポールスターの研究開発部門が手がけた接着アルミ構造を採用する。接着アルミ構造は軽量で剛性が高く、優れた性能と環境上の利点を備えている。ポールスターのエンジニアリングチームは、ボディとプラットフォームの両方を同時開発するという新しい製造プロセスを見出すことにより、量産が難しいとされる接着アルミ構造を、市販EVの『ポールスター5』向けに実用化した。

接着アルミ構造を導入したポールスター6のプラットフォームは、ボディ剛性や走行レスポンスの向上を目指してチューニングされている。小さなロール角と高いロールダンピングのおかげで、ハンドリングダイナミクスを追求した。また、俊敏でダイレクトなステアリングフィールも備える、と自負する。

ポールスター6での走行体験は、アクティブかつ軽量で、ドライバーが自信を持てるように設計されている。タイトなボディコントロール性、高い剛性、直感的なダイナミクスなどが、ポールスター6の特長になるという。

◆EVクーペ「プリセプト」のデザイン言語がベース

ポールスターO2は、プリセプトのデザイン言語をベースにしながら、このデザイン言語をさまざまなボディスタイルに適応させられることを提示した。空力性能の面では、ホイールとボディサイドの空気の流れを向上させるボディ一体ダクトや、車体の後ろの乱気流を減らすエアブレードとして機能するテールライトを採用した。空力抵抗を抑えることにより、航続を最大化することを目指している。

持続可能性を追求しており、新開発の熱可塑性モノマテリアルを採用した。これは単一のベース素材を使用して、さまざまなコンポーネントを製造することを意味している。

リサイクルされたポリエステルが、フォーム、接着剤、3Dニット繊維、不織布ラミネーションなど、インテリアのすべての柔らかい部分に使用された。これにより、リサイクルが簡素化される。重量と廃棄物を削減しながら、循環性を高めるための重要なステップになるという。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《森脇稔》

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