最も豪華なレンジローバー「SVカーメル」、北米向け17台のみ限定生産

専用のサテンブロンズの外装色に4シーター内装

13.1インチの「Pivi Pro」インフォテインメントシステム

4.4リットルV8ツインターボは最大出力523hp

ランドローバー・レンジローバー 新型の「SVカーメル・エディション」
ランドローバー・レンジローバー 新型の「SVカーメル・エディション」全 10 枚

ランドローバー(Land Rover)は8月19日、「モントレー・カー・ウィーク2022」に合わせて開設した「レンジローバー・ハウス」において、新型『レンジローバー』の「SVカーメル・エディション」を初公開した。最も豪華なレンジローバーとして、北米市場専用に17台を限定生産する予定だ。

◆専用のサテンブロンズの外装色に4シーター内装

ランドローバー・レンジローバー 新型の「SVカーメル・エディション」ランドローバー・レンジローバー 新型の「SVカーメル・エディション」

SVカーメル・エディションは、米国カリフォルニア州カーメル周辺の海岸線と入り江に沿って見られる風景にインスパイアされ、「SVビスポーク」がカスタマイズに取り組んだ。専用のサテンブロンズのボディカラーで塗装。SV専用の 23インチのダイヤモンド旋削ホイールは、ダークグレーグロス仕上げで、サテンブロンズのインサートを備える。

ロングホイールベースで、4名乗り仕様の「SV シグネチャースイート」がベースになる。前後のシートの色合いが異なっており、リバティブルーのフロントシート、キャラウェイコントラストのリアシートを装備した。

電動で展開できるクラブテーブルや冷蔵庫など利便性の高い機能も備えている。夜間には、SVビスポークのパドルランプが足元を照らす。

◆13.1インチの「Pivi Pro」インフォテインメントシステム

新型には、最新の「Pivi Pro」インフォテインメントシステムを搭載する。レンジローバー史上最大のタッチスクリーンは13.1インチで、湾曲したフローティングデザインが特長だ。スマートフォンに着想を得たインターフェースを導入する。空調コントロール用のスイッチと連携して、主要な車両機能を直感的に制御できるようにした。

最新のPivi Proは、新開発のセミフローティング13.7インチのインタラクティブドライバーディスプレイと連携して機能する。このディスプレイは、Pivi Proのメインスクリーンのデザインを反映して、3パネルレイアウトとし、新しい高解像度グラフィックを導入した。ステアリングホイールのコントロールスイッチを使用して、表示内容をカスタマイズできる。

ランドローバーとしては初めて、画面に触れて押すと、センターディスプレイが触覚フィードバックを提供するようになった。操作時に画面を見なくても、確認が得られるため、Pivi Proをさらに直感的に操作できるという。

◆4.4リットルV8ツインターボは最大出力523hp

ベースは「P530」グレードで、4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。米国仕様の場合、最大出力は523hpを発生する。それでいて、従来型のレンジローバーのV8搭載車よりも17%効率的という。

新型には、「インテグレーテッド・シャシー・コントロール(ICC)システム」を採用する。これにより、レンジローバーならではの走破性能と乗り心地を両立させることを狙う。「オールホイール・ステアリング」は、高速安定性とランドローバー史上最少の回転半径を可能にする。新機能の「ダイナミック・レスポンス・プロ」は、あらゆる環境下で落ち着きのある乗り心地と敏捷性を高めるために、素早く反応する電子ロールコントロールが備わる。

さまざまな革新的テクノロジーを採用した。第3世代となる新しい「アクティブ・ノイズ・キャンセレーション」技術により、走行中も静粛な室内環境を可能にする。静かで密閉されたボディアーキテクチャーをベースに、車両の外側に設置したマイクとヘッドレスのスピーカーを使用して、ノイズキャンセリング機能付きのハイエンドヘッドホンのように、室内の乗員に静かなパーソナルスペースをもたらすという。


《森脇稔》

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