JR東日本秋田支社は8月25日、8月の大雨により運行見合せが続いている奥羽本線鷹ノ巣~大館間、岩館~鯵ヶ沢間について、被災状況と再開へ向けた見通しを明らかにした。
JR東日本秋田支社管内で運行を見合わせている区間。
それによると、8月25日時点で奥羽本線では土砂流入2か所、盛土・道床流出4か所を含む約20か所、五能線では土砂流入39か所、盛土・道床流出13か所、橋梁変状4か所を含む約70か所が被災しているという。
土砂流入が発生した五能線千畳敷~北金ヶ沢間(左)、合葉川橋梁が変状した五能線松神~十二湖間(右)の状況。盛土・道床が流出した五能線風合瀬(かそせ)~大戸瀬(おおどせ)間(左)、構内が浸水した五能線鯵ヶ沢駅(右)の状況。再開については、奥羽本線が数か月を要するとしているが、五能線は見通しが立っていない状態で、引き続き路線バスまたは代行バスを利用するよう呼びかけている。
8月17日、五能線の被災箇所を視察する石井浩郎国土交通副大臣。