カワサキモータースは8月22日、タイ現地法人のカワサキモータースエンタープライズ（タイランド）が二輪車の製造工程でのCO2削減の一環として、関西電力の協力のもと2国間クレジット制度を活用して太陽光発電設備を導入したと発表した。
導入した設備は、パネルを1万1111枚備える出力5MWの太陽光発電システムと550kWhの蓄電池システムで構成する。工場全体の電力消費量の約15％程度を賄う。
これによってCO2排出量として年間3500トン削減効果を見込む。2国間クレジット制度は先進国と新興国が協力して温室効果ガスの削減に取り組み、削減の成果を両国で分け合う制度。今回の同社の取り組みはタイでのCO2削減に加え、2国間クレジット制度によって日本のCO2削減成果としても評価される。
併設した蓄電池をピークカット効果に活用しながら、今後エネルギーマネジメントを実施していく。
川崎重工グループは、今後もカーボンニュートラルの実現や環境問題に積極的に取り組んでいくとしている。
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