三菱 ミラージュ、全車CVTに…2023年型を米国発表

フロントマスクに「ダイナミックシールド」

スマートフォン連携ディスプレイオーディオ

米国で最も燃費性能に優れるガソリン車に

三菱 ミラージュ (米国仕様)
三菱 ミラージュ (米国仕様)全 10 枚

三菱自動車の米国部門の三菱モータースノースアメリカは8月31日、『ミラージュ』(Mitsubishi Mirage)の2023年モデルを米国で発表した。現地ベース価格は、1万6245ドル(約228万円)だ。

現行ミラージュは、三菱自動車のグローバルコンパクトカーとして開発された。タイ、ASEAN、日本、欧州で販売されている。その後、オーストラリアや北米など、他の世界市場にも投入された。

2023年モデルでは、全車のトランスミッションにCVTが標準装備された。 また、2023年前半に、「ラリーアート」のスペシャル エディションを設定する予定だ。

◆フロントマスクに「ダイナミックシールド」

三菱 ミラージュ (米国仕様)三菱 ミラージュ (米国仕様)

2023年モデルには、三菱車のフロントデザインコンセプトの「ダイナミックシールド」を採用した。左右のボディサイドから中央に向かって包み込むバンパーのプロテクト形状と、フロントグリル部を水平・垂直基調のスクエアなラインで構成することにより、力強さとシャープさを高めたフロントフェイスとしている。ヘッドライトは、フロントグリルと連続感のある左右へと広がるデザイン。フォグランプをバンパーサイドに配置するなど最適化したランプレイアウトにより、ワイドで安定感のあるフロントデザインを構築する。LEDデイタイムランニングランプを採用することで、日中の被視認性を高めている。

リアのデザインには、L字型に均一に光る面発光タイプのLEDコンビネーションランプを採用した。バンパーコーナー部に縦型のリフレクターを配置したスクエアな形状により、車幅いっぱいに広がる水平基調のデザインとすることで、ワイド感と安定感を表現している。

ボディカラーには、強い輝きと陰影を併せ持つホワイトダイヤモンドを設定した。さらに、鮮やかなサンドイエローもラインナップする。足元には、15インチアルミホイールを用意した。スポーティなツートーンカラーの切削加工タイプを設定している。

◆スマートフォン連携ディスプレイオーディオ

三菱 ミラージュ (米国仕様)三菱 ミラージュ (米国仕様)

インテリアは、スポーティなイメージのカーボンパターンをあしらったメーター文字盤と、パワーウインドウスイッチパネルを装備する。

上級グレードには、ファブリックと合成皮革を組み合わせたコンビネーションシートを採用する。スポーティな印象の幾何学柄にアクセントカラーを加えたシート生地を採用し、アクティブで遊び心のあるデザインとし、スポーティさを演出する。シートサイドにパイピングとステッチを追加することで、上質さを表現している。

機能面では、7インチスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)を採用することで、視認性を向上させた。Bluetoothハンズフリー通話も可能だ。Apple の「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」にも対応している。

◆米国で最も燃費性能に優れるガソリン車に

米国仕様のパワートレインは、排気量1193ccの直列3気筒ガソリンエンジンだ。最大出力は78hp、最大トルクは10.2kgmを引き出す。

現行モデルは米国EPA(環境保護局)から、米国で最も燃費の良いガソリン車と認定された。EPAが認定したミラージュの燃費性能は、市街地が36マイル/ガロン(約15.3km/リットル)、高速が43マイル/ガロン(約18.3km/リットル)、としている。


《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. ホンダ『ヴェゼル』の「RS」グレードを先取り!? インドネシアで新型『HR-V』発売
  4. 史上最強のVW『ゴルフGTI』、6月20日デビューを予告
  5. 制限高さ1.85mの低いガード、元は道路ではなかった?…南千住~北千住
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る