急激な円安「iPhone14」も大幅値上げ---標準機種11万9800円、米国では据え置き[新聞ウォッチ]

アップルiPhone 14&14プラス
アップルiPhone 14&14プラス全 20 枚

自動車事故を起こした時に、端末への衝撃度で事故を認識し、緊急連絡先に自動発信。電波が届かない場所でも人工衛星を利用して通信ができるという新たに緊急通報機能なども導入した米アップルの新型「iPhone(アイフォーン)14」。

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日本市場でも9月16日から発売を開始するそうだが、日本での価格は標準機種で税込み11万9800円からと、現行モデルの前機種「13」より大幅な値上げとなるという。

きょうの各紙も「iPhone14、逆風の船出」(朝日)や「iPhone14最安12万円、日本、円安影響」(毎日)、「iPhone14逆風下の発売 物価高 市場縮小 米中対立、米国では価格据え置き」(日経)などのタイトルで、総合面や経済面で大きく報じている。

iPhone14発表iPhone14発表

それによると、世界的なインフレ(物価上昇)や急激な円安・ドル高を背景に、日本では大幅な値上げとなる。税込み価格はデータ容量128ギガ・バイトで11万9800円。昨年9月発表の「13」の当初価格(9万8800円~)より約2万円も高いという。背景にあるのが、端末の高機能化による部品数の増加や原材料価格の上昇、急速に進む円安が影響している。前機種の「13」が発売された2021年9月の為替レートは1ドル=110円前後で推移。ところが日本での価格が引き上げられた今年7月は135円程度まで加速し、現在は145円をうかがう動きでさらに円安が進んでいる。

もっとも、米国での価格はインフレの進展にもかかわらず「13」と同額に据え置かれている。日経は「22年1月に世界の上場企業で初めて3兆ドルを突破したアップルの時価総額は足元では下落基調」としながら「インフレ局面の米国で主力機種の価格を据え置いたアップルの戦略は守りの姿勢」とも伝えている。

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2022年9月9日付

●旧統一教会と接点179人、自民、121人は氏名公表(読売・1面)

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《福田俊之》

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