なぜインドなのか? 潜在パワー大のインドビジネスの勘所【プレミアムセミナーレポート】

「今のインド」シリーズセミナー第1回
「今のインド」シリーズセミナー第1回全 4 枚

8月26日にレスポンス プレミアムセミナー【「今のインド」モビリティの実態】が開催された。人気連載「ベンガルール通信」の筆者・大和倫之氏をモデレータに据え、識者・プロフェッショナルとの対談でインドモビリティの実態を探るシリーズセミナーだ。

第1回となるセミナーは、インドで実際に事業を行った経験があるゼンリンデータコム 経営企画本部 副本部長 出口貴嗣氏をゲストに迎え、自身の事例や現地ビジネスの動向やインドビジネスの留意点などが紹介・議論された。その内容をダイジェストでお届けする。

インドの大卒年収は20万円から1000万円まで

セミナーは2部構成。最初は出口氏による、4年間のインド赴任で得た知見や事例の紹介。次に出口氏と大和氏による対談形式で、最新情報や現地ビジネスの勘所が議論された。

出口氏は、まずインドの基本的な知識の解説から始めた。人口は約14億人で中国の人口に迫る、追い抜く勢いだ。宗教はヒンドゥー教80%、イスラム教13%。州ごとに言語が違っており、20程度の主要言語が使われている。公用語の英語を話すのは10~20%とだれもが英語を話せるわけではないという。インドカレーも北部と南部でレシピや食べ方が違うといい、日本からのインドのイメージとは違う面も多い。

階級社会のため格差も大きい。「大卒初任給も年収で20万円から1000万円と非常に大きな幅がある」とした。実力があれば新卒でも高給を得ることができる。雇用流動性も高く転職はキャリアップにつながっている。

出口氏がなぜインドに興味を持ったのかというと「人口は中国に匹敵するインドだが、年齢構成比をみると、中国は高齢化が進んでいる。インドは若年層が多く高齢者が少ない。将来性や今後の発展はインドのほうがある。」とした。


《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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