ソフトウェア定義の車とは? ソニーから見た自動車産業【オートモーティブワールド秋2022】

VISION-S 02
VISION-S 02全 10 枚

CASEや次世代カーの話で「SDC:Software Defined Car」という言葉を耳にする。ソフトウェアによって定義される車、あるいは「車の再発明」とも言われる。車両というハードウェア中心発展してきた業界には理解しにくい概念でもある。

8月末に開催された「オートモーティブワールド秋 2022」の専門セミナーで、「SDC(SDV:Software Defined Vehicleとも表現されることがある)とは」という疑問の答えとなる講演(基調講演「新しいモビリティの価値観」)が行われた。登壇者はソニーでAI・ロボティクスを担当する川西泉氏だ。

◆ロボット、ドローン、自動車に共通するもの

川西氏が所属するのはAI・ロボティクスを担当するビジネスグループ。プロダクツでいえば「aibo(アイボ)」「poiq(ポイック)」「Airpeak(エアピーク)」そして『VISION-S(ビジョン・エス)』を開発している部署だ。アイボは自律歩行するロボット。ポイックは自分から発話できるAIエージェント(試作開発中)。エアピークは空撮、点検、測量、輸送などに応用できるドローン。VISION-Sはソニーが販売する予定のEVだ。

共通しているのは「自律」というキーワード。アイボもドローンも人の操作がなくても自律的に動作することが可能だ。


《中尾真二》

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る