JR西日本が安価な「列車挙動監視装置」を開発…スマホで線路状態を把握

スマホを活用した列車動揺判定システムの概要。
スマホを活用した列車動揺判定システムの概要。全 1 枚

JR西日本は9月15日、スマートフォンを活用した列車動揺判定システムを開発していることを明らかにした。

JR西日本では、列車の異常な挙動を監視・検知し車両に伝達する「車両挙動監視装置」を導入し、線路状態の把握に活用しているが、他の事業者からは、同様の機能をより安価に導入できるシステムが要望されていた。

そこで、スマートフォンに搭載されている加速度センサーやGPS、カメラを活用して列車の振動を計測、解析し、著大振動の特定とその発生位置を可視化し線路状態を把握するシステムの開発に着手している。

現在、10社ほどの事業者においてプロトタイプを試行検証し、機能の向上を図っており、リリースは2023年度を予定。その後はより効果的なメンテナンスにつなげるべく、振動解析による線路状態の将来予測や、AI画像解析技術を活用した線路周辺設備異常の自動判定を取り入れることも検討するとしている。


《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
  4. 『頭文字D』『MFゴースト』『昴と彗星』が東京オートサロン2026に集結、AE86・BRZ・86を展示
  5. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る