ルノーのSUVに初の「アルピーヌ」仕様、『オーストラル』に設定…欧州受注開始

エスプリ・アルピーヌの第一弾モデル

最新の「E-TECH」ハイブリッドは燃費21.7km/リットル

インフォテインメントの「OpenRLink」システム

ルノー・オーストラル の「エスプリ・アルピーヌ」
ルノー・オーストラル の「エスプリ・アルピーヌ」全 10 枚

ルノーは9月15日、新型SUV『オーストラル』(Renault Austral)の「エスプリ・アルピーヌ」の受注を9月20日、欧州で開始すると発表した。フランス本国でのベース価格は、3万8800ユーロ(約557万円)だ。

◆エスプリ・アルピーヌの第一弾モデル

エスプリ・アルピーヌは、ルノーグループ傘下の高性能車ブランド「アルピーヌ」のDNAにインスパイアされたスポーティな内外装が特徴だ。エスプリ・アルピーヌの第一弾が、オーストラルになる。

オーストラルのエスプリ・アルピーヌでは、専用ボディカラーのサテンシェールグレーを採用した。最新のマット塗装仕上げは、タフでメンテナンスも簡単という。フロントには、グリルバーとサテングレーのスポーツブレードが追加された。アルピーヌブランドの20インチダイヤモンドカットのブラックデイトナアルミホイール、サテンブラックルーフレールも装備する。外装には、ダイヤモンドブラック、エクストラグロスブラック、アイスブラックの装飾が施された。フロントフェンダーには、エスプリ・アルピーヌのエンブレムが添えられる。

シートは、カーボンファイバーのツイル生地を使用した専用のアルカンターラ仕上げだ。アルカンターラのインサートとブルー、ホワイト、レッドのステッチが施されたナッパレザーステアリングホイールを装備した。アルミ製ペダルとドアシルには、アルピーヌのロゴが付く。

◆最新の「E-TECH」ハイブリッドは燃費21.7km/リットル

パワートレインは、ガソリンハイブリッドのみをラインナップする。パワートレインは、最新世代の「E-TECH」ハイブリッド、12Vマイルドハイブリッドテクノロジーを備えた直噴1.3リットル直列4気筒ガソリンターボ「TCe」エンジン(最大出力140hpまたは160hp)、48Vマイルドハイブリッド技術を備えた1.2リットル直列3気筒ガソリンターボTCeエンジン(最大出力130hp)の3種類で構成される。

このうち、最新世代のE-TECHハイブリッドは、1.2リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンに電気モーターを組み合わせ、システム全体で160hpまたは200hpのパワーを引き出す。ドッグクラッチ式トランスミッションを採用した。

バッテリーは蓄電容量2kWhのリチウムイオンだ。バッテリーの電圧は、従来の240Vから400Vに引き上げられた。発進時は常にモーターのみを使う。この効果もあって、欧州仕様車の燃費は最も優れる仕様で21.7km/リットル、CO2排出量は104g/kmになる。

◆インフォテインメントの「OpenRLink」システム

ルノー・オーストラル の「エスプリ・アルピーヌ」ルノー・オーストラル の「エスプリ・アルピーヌ」

インフォテインメントの「OpenRLink」システムは、スマートフォンと同様、グーグルの「Android OS」で実行されるため、「Googleマップ」などのアプリが標準で組み込まれる。Googleの検索機能も付く。グーグルの「AndroidAuto」とAppleの「CarPlay」も利用できる。

このOpenRLinkシステムには、ルノーの「イージーリンク」の開発や顧客のフィードバックから得られたノウハウが生かされている。シンプルな操作性が重視されており、通常必要な機能の9割は、1回か2回クリックするだけで、画面に表示されるようにした。

ステアリングホイールのデザインにもこだわったという。運転する喜びとメーターの視認性を両立するのが狙いだ。ステアリングホイールは、センターコンソールをできるだけスリムにするために、多くのスイッチを付けた。また、大型のデジタルディスプレイを見やすくするために、正方形に近いステアリングホイールを採用している。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《森脇稔》

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