CNF強化プラスチックを実用化、自動車部品に採用へ…豊田合成

CNF強化プラスチックを用いて軽量化した製品運搬コンテナ
CNF強化プラスチックを用いて軽量化した製品運搬コンテナ全 3 枚

豊田合成は、車の内外装部品向けに開発した「CNF(セルロースナノファイバー)強化プラスチック」を用いて軽量化した製品運搬コンテナを作製し、9月から同社工場内での活用を開始した。

豊田合成では、自動車部品のライフサイクル(原材料調達、生産~リサイクル・廃棄)におけるCO2削減の一環として、強みである材料技術を用いた各種バイオ素材の活用を進めている。その中でも、CNFはプラスチックなどに配合して補強材として使用すると、製品の「軽量化」や「自動車部品へのリサイクル」を実現。脱炭素・循環型社会を目指す上で有効な素材となる。これまで、車の内外装に使われる汎用樹脂(ポリプロピレン)にCNFを配合した際の耐衝撃性の低下が課題だったが、同社は材料の配合設計や混練技術により自動車部品に活用できる水準に高めた。


《纐纈敏也@DAYS》

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