鈴鹿市でF1トークライブ開催、元ホンダF1代表、山本雅史氏も登場…世界のSUZUKA

トークライブの様子。から山本雅史氏、松田次生氏、畑川治氏
トークライブの様子。から山本雅史氏、松田次生氏、畑川治氏全 10 枚

三重県鈴鹿市・イスのサンケイホール鈴鹿(鈴鹿市民会館)で24日、山本雅史氏、松田次生選手、畑川治氏によるF1トークライブが開催され、約700人のファンが会場に集った。

鈴鹿市制施行80周年、鈴鹿サーキット開場60周年、そして鈴鹿サーキットでの3年ぶりのF1日本グランプリ開催を記念した特別イベント「世界のSUZUKA 鈴鹿のF1」が9月24日に行われ、会場となったイスのサンケイホール鈴鹿のホールで「山本雅史氏・松田次生選手らと語る『世界のSUZUKA 鈴鹿のF1』」と題したトークライブが行われた。

トークライブ開始前に司会の辻野ヒロシ氏が挙手によるアンケートを行った結果、観客席にいる約700人(主催者発表)の内、鈴鹿市民が約50%だったが、県外からの来場者も1/3ほどおり、F1人気の高さを伺わせた。

最初に、鈴鹿市市長で主催団体の鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会会長の末松則子氏があいさつ。「2週間後のF1日本グランプリに向け、国・三重県・鈴鹿市、そして36の官民団体によって構成されている鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会において、交通アクセスの整備、およびおもてなしの向上に取り組んでいる」こと、「モータースポーツの街鈴鹿をこのイベントで感じて欲しい」ことを語った。

山本雅史氏、松田次生選手、畑川治氏が登場すると開場は拍手の渦に。ステージ上にはホンダのF1エンジン、Honda RA301(1968年)、Honda RA168(1988年)、Honda RA004E(2004年)F1エンジンが展示されており、そのエンジンの時代の話題を中心にトークが進んだ。

1970年代にヨーロッパF3にフル参戦した経験もある畑川氏を中心に、1960年代のホンダF1参戦第一期の話題が進み、SUPER GTとフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)でそれぞれ2度のチャンピオンに輝いている松田選手は1980年代から1990年代初頭にかけてのホンダF1参戦第二期の話題中心にトークが進んだ。山本氏はホンダF1参戦第三期の話題を中心にトークが進んだが、ホンダF1参戦第四期に実際にF1の現場で働いていた山本氏からは、現場にいた人しか知らない、文字通り「ここでしか聞けない」貴重な話も飛び出した。

最後には現役ドライバーでもある松田選手がステージ上に置かれたシミュレーターで鈴鹿サーキット1周の走りを披露。途中スピンをしてしまうユーモアも交えながらファンにその走りをみせた。

県外からこのイベントに参加したフェルナンド・アロンソファンに話を聞いてみた。「もちろん日本グランプリも行きます。実際のレース観戦前にこんな貴重な話が聞けて、ますます本番が楽しみになりました」と大満足の様子。来場した多くの人が満足した表情で帰路についた。

このイベントの2週間後、10月7日から9日の日程でF1日本グランプリが開催される。昨年のホンダドライバーのチャンピオン獲得、日本人ドライバーの活躍、そして3年ぶりの開催ということもあり、多くのファンが訪れることが予想される。


《藤木充啓》

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