後席にもバケットシート装備!? BMWの本気セダン『M3 CS』の超過激なスペックとは

BMW M3 CS 市販型プロトタイプ(スクープ写真)
BMW M3 CS 市販型プロトタイプ(スクープ写真)全 25 枚

BMWの新型『M3セダン』に設定されるとみられる超高性能モデル『M3 CS』。これまでも度々その姿をスクープしてきたが、スクープサイト「Spyder7」が新情報をつかんだ。

ニュルブルクリンクのノルドシュライフェで高速テストをおこなうプロトタイプは、フードやバンパー周辺、及びリアサイドウィンドウのみを軽くカモフラージュ。フロントバンパー下部にはスプリッターが突き出ているほか、グリル開口部が拡大され、既存の水平スラットは削除されている。

BMW M3 CS 市販型プロトタイプ(スクープ写真)BMW M3 CS 市販型プロトタイプ(スクープ写真)

アグレッシブなエアロキット、新デザインのホイールなど、5月に先行して登場した『M4 CSL』が得たアップグレード内容がすべて反映されているようだ。ダックテールスポイラーと新しいOLEDテールライトが装着される可能性もあるようだが、このプロトタイプはそれらのいずれも装備されていない。注目は後席だ。リアサイドウィンドウのみが隠されているが、噂によると後部には2つのバケットシートが装備されるという。

市販型ではルーフ、ボンネット、トランクリッド、バケットシートをカーボンファイバーに交換するなど、他にも抜本的な軽量化が行われることが確実だ。前世代のM3 CSは通常のM3よりも110ポンド(50kg)軽く、新しいM4 CSLは通常のM4の重量から240ポンド(109kg)もの軽量化が施されているため、新型では約150~175ポンド(68~79kg)の軽量化を期待してもいいだろう。

BMW M3 CS 市販型プロトタイプ(スクープ写真)BMW M3 CS 市販型プロトタイプ(スクープ写真)

予想されるパワートレインで最も有力なのは、M3が搭載する3.0リットル直列6気筒ツインターボガソリンエンジンの改良版で、最高出力は540ps発揮するとみられる。となると、この車のパワーウエイトレシオは0.148hp/lbになり、100馬力以上ハイパワーなメルセデス『AMG C63 S』の0.149に匹敵する。おそるべきパフォーマンスが期待できそうだ。

全輪駆動「M xDrive」システムを備えるほか、アップグレードされたシャシーチューニング、より強力なブレーキ、軽量化されたサスペンションコンポーネント、より限界性能の高いタイヤを提供してくれるだろう。

M3 CSのワールドプレミアは、最速で2022年内と予想されている。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る