ブリヂストンは9月26日、トラック・バス用タイヤのリトレッド用部材を生産する米国アビレーン工場の生産能力増強を決定した。総投資金額は6000万米ドル(約84億円)。生産スペース拡張および設備増設は2025年1月までに完了する見込みで、これにより生産能力が16%増加する。
ブリヂストンは、プレミアムタイヤ事業と連動し、リトレッドを中核としたトラック・バス用タイヤ向けタイヤセントリックソリューション事業の強化をグローバルで推進している。その中心となる米国では、リトレッド業界大手のバンダグ社より高品質なリトレッドタイヤを多くの運送事業者に提供。全米をカバーするサービス拠点と連携し強固なソリューションの基盤を築いている。今回の生産能力増強は、その強固な基盤をより強化し、さらなる成長を実現するための取り組みとなる。