独ポルシェが株式上場、時価総額10兆円超の大型新規公開[新聞ウォッチ]

ポルシェ
ポルシェ全 5 枚

独の自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級スポーツカーメーカー大手のポルシェが、独フランクフルト証券取引所に単独で新規上場したという。

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きょうの読売なども報じているが、それによると、企業価値を示す時価総額は780億ユーロ(約10兆9000億円)規模(日経と共同配信の東京は750億ユーロと報道)に達したとみられており、独では1996年の通信大手ドイツテレコムに次ぐ過去2番目、過去10年間で欧州最大の大型上場となったそうだ。

企業が研究開発や設備投資を加速させるために必要な資金を調達する手段として株式上場があるが、大株主のVWは今回の上場で得た資金で、電気自動車(EV)や自動運転など先端技術の開発を加速するという。最高執行責任者(COO)などを務めるアントリッツ氏は「需要の大きさはポルシェの将来に対する投資家の信頼の表れだ」とのコメントも伝えている。

ポルシェは、創業者の故フェルディナント・ポルシェ氏が1931年に、自動車の設計などを手がける事務所を設けたのがルーツ。優れた走行性能や個性的なデザインで人気を集めており、日本でも憧れのスポーツカーとしてファンが多く、コロナ禍でも売れ行きは好調。ポルシェの2022年の連結決算は、売上高が約380億~390億ユーロ(約5兆3000億~5兆4000億円)になり、営業利益率は17~18%に達する見通しという。

2022年9月30日付

●国交正常化50年、日中首脳関係構築を確認、祝電交換、首相、行事は欠席(読売・1面)

●ベンツEV2車種投入、航続700キロ国内最長級(読売・10面)

●ポルシェ上場、時価総額10.9兆円(読売・10面)

●自動車世界生産8月は31%増、国内大手8社(朝日・7面)

●園バス安全装置義務化へ、政府方針全施設に財政支援(毎日・1面)

●テスラ取締役にエアビー創業者(毎日・6面)

●トヨタ、8月世界生産最高、76万台部品調達難が緩和(産経・9面)

●世界景気「悪化」が「拡大」逆転、社長100人アンケート(日経・1面)

《福田俊之》

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