メルセデスマイバッハ「Sクラス」、V8ツインターボを600馬力に…ブラバス

0~100km/h加速は0.3秒短縮して4.5秒に

専用エアロパーツと22インチ鍛造ホイール

「ブラバス・マスターピース・インテリア」

ブラバス 600(メルセデスマイバッハ Sクラス 新型ベース)
ブラバス 600(メルセデスマイバッハ Sクラス 新型ベース)全 10 枚

ブラバス(BRABUS)は9月28日、大型ラグジュアリーサルーンのメルセデスマイバッハSクラス』(Mercedes-Maybach S-Class)新型をベースにしたブラバス『600』を欧州で発表した。

◆0~100km/h加速は0.3秒短縮して4.5秒に

ブラバス600は、新型メルセデスマイバッハSクラスの「S580」グレードがベースだ。直噴4.0リットル(3982cc)V型8気筒ガソリンツインターボエンジンは、ブラバスの「PowerXtra B40S-600」によって、最大出力が503hpから600hpに、97hp引き上げられた。最大トルクは71.4kgmから81.6kgmへ、10.2kgmの向上を果たす。

トランスミッションは、9速ATの「9Gトロニック」。動力性能は0~100km/h加速が4.5秒と、ベース車両の4.8秒から0.3秒短縮した。最高速は250km/h(リミッター作動)となる。

ブラバスのステンレス製高性能エグゾーストシステムは、サウンドや見た目だけでなく、排気背圧の低減によるエンジンの効率化が図られる。アクティブサウンドマネージメントにより、ドライバーはボタンを押すだけで、「スポーツ」モードの野太いV8 サウンドと、「カミングホーム」モードの静かなエンジン音を切り替えることができる。

◆専用エアロパーツと22インチ鍛造ホイール

ブラバス 600(メルセデスマイバッハ Sクラス 新型ベース)ブラバス 600(メルセデスマイバッハ Sクラス 新型ベース)

専用のエアロパーツは、フロントスポイラー、フロントフェイシアインサート、リアディフューザーなどで構成される。素材表面にカーボン独特のパターンが見える演出を施した。風洞実験によって、エアロパーツのデザインに最後の仕上げを加えることで、フロントアクスルの揚力が大幅に減少している、と自負する。これにより、空気がより効率的にラジエーターとフロントブレーキに送られるため、高速走行時の操縦安定性がさらに高まるという。

エレガントなキャラクターを強調するために、足元にはブラバスの22インチ「モノブロックMプラチナエディション」鍛造ホイールを装備している。最新の製造プロセスと、シャドウグレーの特徴的な仕上げにより、ブラバスらしいエクステリアを表現した。車高は、ブラバスの「SportXtra」を通じて、最大20mm調整できる。重心を下げることで、ドライビングダイナミクスを大幅に改善するという。

◆「ブラバス・マスターピース・インテリア」

ブラバス 600(メルセデスマイバッハ Sクラス 新型ベース)ブラバス 600(メルセデスマイバッハ Sクラス 新型ベース)

ブラバスのインテリアデザインのスペシャリストは、ブラバス600専用のオーダーメイドの「ブラバス・マスターピース・インテリア」を開発した。細部に至るまで洗練されたターコイズブルーのレザーをあしらう。ブラバスの特別な「シーシェル・ダイヤモンド」キルティングパターンを採用した。シート、各種トリム、布張りのフロアマットには、黒いパイピングが施されている。

リアのキャビンには、マルチコンター調整機能やメモリー機能が付く。後席は独立した2座席となっており、シートにはベンチレーションとヒーターなどの快適機能が備わる。2つのファーストクラスのシングルシートが、スタイリッシュで卓越した車内の快適さを保証する、と自負する。

エレガントなセンスをさらに引き立てるために、ブラバス・マスターピース・インテリアには、ダッシュボード、ドアのトリムパネル、ペダルの周りなどにカーボンファイバー製トリムを装備した。バックライト付きの BRABUSロゴ入りステンレス製スカッフプレートは、照明の色を変えることが可能、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  3. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  4. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  5. スズキ初の量産EV『eビターラ』に期待の声!「リーフとどっちが安い?」など価格に注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る