最もMotoGPに近いバイク、アプリリア RSV4 XTRENTA 発表

アプリリア RSV4 XTRENTA
アプリリア RSV4 XTRENTA全 6 枚

イタリアのモーターサイクルメーカー、アプリリアは10月11日、初の世界タイトル獲得から30年を記念して、特別仕様『RSV4 XTRENTA』をアプリリアレーシングから発売した。100台限定の特別モデルだ。公道モデルだが「史上最もMotoGPに近い技術を搭載したマシン」とアプリリア自身は謳う。

【画像全6枚】

アプリリアのレーシング部門は2019年に「RSV4 X」を発表、パワフルかつ軽量のハイパーネイキッド『Tuono X』を送り出してきている。このほど、個性的なRSV4 XTrentaを発表し、V4プロジェクトを再発進させた。

アプリリアレーシングはRSV4 XTrentaにリアウィングおよびアンダーウィングを採用し、洗練されたエアロダイナミクスを実現した。166kgの車重に230HPエンジンを搭載。さらにレーシングエレクトロニクス、サスペンション、SC-Project製の専用エグゾーストを装着し、レース仕様のセットアップとなっている。

◆MotoGPのエアロダイナミクス

アプリリアは「これほど高度なエアロダイナミクスを誇るバイクの一般発売は史上初の試み」だという。エアロダイナミクスの分野において、アプリリアレーシングはMotoGPに「RS-GP」を投入しており、2022年シーズンも存在感を示した。RS-GPには、2019年から「スプーン」と呼ばれる、スイングアームに取り付けられた下部ウィング「アンダーウィング」を世界で初めて採用し、ダウンフォース量を25%向上させ、4%の空気抵抗の軽減を実現した。

RSV4 XTRENTAのカーボンフェアリングの全パーツはMotoGPと同じ工程によるPAN Compositi製だ。ダウンフォース性能を向上させながら抵抗を減らす新設計のフロントウィングと、全く新しいテールリアウィングの両方を搭載した。

◆V4エンジンは230馬力

RSV4 XTRENTAは「RSV4ファクトリー2022」をベースに開発された。圧縮比を高め、最高出力230HPを実現したV4エンジンに、アプリリアレーシングのパートナー企業SC-Projectが特殊チタンとカーボンで開発したエグゾーストシステムを合わせる。MotoGPにも使用されるフルチタン製サイレンサーのオプション販売も予定しているという。V4エンジンの性能を制御するのは、Magneti Marelli製の専用コントロールユニットだ。シャシー面では、RSV4のシャシーに、AndreaniとアプリリアMotoGPのエンジニアが共同で改定したOhlins製サスペンションを採用し、パフォーマンスの向上を図った。

カラーリングは、アプリリアが1992年のWGP125ccクラスで初の世界タイトルを獲得したときのカラーリングを再解釈したもの。

RSV4 XTrentaはオンラインでのみ予約の受付を開始している。価格は5万ユーロ(税抜き、約710万円)で、アプリリアレーシング本社において納車される。

《高木啓》

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