BMW『M2』新型、直6ツインターボは460馬力…欧州発表

新型M3セダンとM4クーぺ譲りの3.0リットルエンジン

0~100km/h加速は4.1秒

Mモデルらしい専用仕上げのエクステリア

12.3インチと14.9インチの2つのディスプレイ

BMW M2 新型
BMW M2 新型全 10 枚

BMWは10月12日、高性能なコンパクト2ドアクーペ『M2』の新型を欧州で発表した。新型M2は、新型『2シリーズクーぺ』をベースにした高性能モデルになる。

◆新型M3セダンとM4クーぺ譲りの3.0リットルエンジン

新型M2には、新型『M3セダン』と新型『M4クーぺ』で定評ある直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。このエンジンは、「S58」型と呼ばれる直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボユニットだ。最新のBMW Mツインパワーターボテクノロジーを採用している。鍛造軽量クランクシャフトを装備しており、それによる回転質量の低減によって、エンジンの高回転特性も改善されているという。

このエンジンには、モノスクロール式のターボチャージャーが2基搭載されており、それぞれが1~3番シリンダーと、4~6番シリンダーに圧縮した空気を送り込む。低温回路を通じてエアが供給されるインダイレクトインタークーラーと、特殊なコンプレッサーが、ターボチャージャーの出力特性を最適化する。また、素早く閉じることができる電子制御式ウエストゲートがターボチャージャーのレスポンスを高め、その開口部の広さがエンジン近くに配置しているキャタライザーの効率性を引き上げる。さらに、流量を最適化した設計により、インテークエアガイド内の圧力損失も軽減されているという。

新型M2の最大出力は460hp/6250rpm、最大トルクは56.1kgm/2650~5870rpmを獲得する。

BMW M2 新型BMW M2 新型

◆0~100km/h加速は4.1秒

新型M2のトランスミッションは、8速「Mステップトロニック」が標準で、6速MTはオプション。駆動方式は2WD(FR)だ。

8速Mステップトロニックは、エンジン特性に合わせたギア比の組み合わせとスポーティなギアシフトが特長だ。ギア比の幅を大きく取り、エンジン低回転域での経済的な走行に貢献すると同時に、低速域からでも素早く駆動力を高めることができる、と自負する。またトルクコンバーターを技術的に改善して回転ムラを抑制し、ダイレクトなレスポンスを可能にしているという。このトランスミッションのコンバーター・ロックアップクラッチは、発進直後から100%の締結状態になる。

アダプティブMシャシーに後輪駆動を組み合わせた。高性能なブレーキシステムは、新型M3セダンと新型M4クーペ譲りになるという。新型M2の0~100km/h加速は4.1秒(6速MTは4.3秒)、最高速は250km/h(リミッター作動)。オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、最高速が285km/hに引き上げられる。

BMW M2 新型BMW M2 新型

◆Mモデルらしい専用仕上げのエクステリア

フレームレスの大型キドニーグリルには、水平バーが備わる。フロントバンパーには、長方形の3つのエアインテークが配された。冷却空気の供給と空力バランスを狙ったデザインを採用する。

大型のサイドスカートや拡幅されたフェンダーが、ボディサイドの力強さを強調する。リアは、トランクにスポイラーを装着した。垂直に配置されたリフレクターやバンパーのディフューザーインサートも特長だ。ツインエグゾーストテールパイプが、左右にレイアウトされた。

ボディカラーは全5種類を設定する。このうち、ザントフォールトブルーソリッドとトロントレッドメタリックシェードは新型M2専用だ。オプションのカーボン製ルーフは、6kgの軽量化を可能にしている。

BMW M2 新型BMW M2 新型

◆12.3インチと14.9インチの2つのディスプレイ

コックピットは、ドライバー中心のデザインで、M専用の表示やコントロール、セットアップオプション、「BMWカーブドディスプレイ」が特長だ。12.3インチのインフォメーションディスプレイには、走行に関する情報が新しいグラフィックレイアウトで表示される。車両のセットアップとタイヤの状態に関する M専用のウィジェットは、14.9インチのコントロールディスプレイで呼び出すことができる。オプションのBMWヘッドアップディスプレイには、M専用の表示が備わる。

BMWカーブドディスプレイと 「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」は、最新世代の「BMW iDrive」の一部だ。「BMWオペレーティングシステム8」をベースにしており、タッチコントロールと自然言語を使用して、ドライバーと車両が直感的に対話できるようにした。新しい BMW iDrive システムは、「BMW ID」と 「My BMWアプリ」によるパーソナライズを可能にし、「eSIM」 を車内で使用できる。Apple「CarPlay」とグーグル「Android Auto」は標準装備。インターネット接続を最適化するための5Gアンテナも用意している。

運転席と助手席には、「センサテック」にアルカンターラを組み合わせた専用デザインのスポーツシートが標準装備された。一体型ヘッドレストと「ベルナスカ」レザー/センサテック仕上げのMスポーツシートもオプションで選択できる。Mカーボンバケットシートは、シートクッションとバックレストの構造素材にカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)を使用し、重量を約10.8kg削減している。

《森脇稔》

あわせて読みたい

レスポンス ビジネスメールマガジン(無料)に登録しませんか?

【ビジネスメールマガジン】金曜の朝7時にCASEやMaaS関連の最新トピックや注目プレイヤー、調査レポートやセミナーに関する情報をお届けします。有料の会員限定記事も月3本まで閲覧可能です。 利用規約

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ミライース』新型は5月登場か!? 背高ボディで居住性アップ!電動化もあり?
  2. “何にも似てない”北欧生まれの電動バイクが日本上陸、課題は「タイヤと価格」?
  3. トヨタの新型3列シートSUV『グランドハイランダー』、「ハイブリッドMAX」は362馬力…米国発表
  4. VWの大型SUV『アトラス』、改良新型発表へ…シカゴモーターショー2023
  5. 【BMW 7シリーズ 新型試乗】存在感ハンパなし!いちいち目が点になるゴージャス装備の数々…島崎七生人
  6. 【トヨタ プリウス 新型試乗】カーデザインは機能を満たさなければ意味をなさない…御堀直嗣
  7. スバル『クロストレック』新型に「スポーツ」、ティザー写真公開…シカゴモーターショー2023で実車発表へ
  8. トヨタ クラウン 新型、340馬力「HYBRID MAX」設定…シカゴモーターショー2023出展へ
  9. 奥山清行氏、ヤンマー取締役を辞任…フェラーリ速度違反で在宅起訴
  10. シトロエン ベルランゴ ロングにプチ試乗、大柄ボディでも予想外の乗りやすさ
ランキングをもっと見る