2シーター軽量スポーツ、ポルシェ「911カレラT」予約受注開始…価格は1640万円

ポルシェ 911カレラT
ポルシェ 911カレラT全 25 枚

ポルシェジャパンは10月19日、2シーター軽量スポーツカー、新型『911カレラT』の予約受注を開始した。7速MT/8速PDK、右/左ハンドルを用意。価格は1640万円。

「ツーリング」を意味する「T」の歴史は『911T』がホモロゲーションを取得した1968年にまでさかのぼり、初代911Tは1973年まで生産された。2017年になり、タイプ991世代でピュアな911として911カレラTが復活。以来、『718ケイマンT』、『718ボクスターT』、『マカンT』など、他のモデルレンジにも展開されていった。

新型911カレラTは、『911カレラ』と『911カレラS』の中間に位置するモデルとなる。パワーユニットは911カレラから引き継いだ最高出力385ps/最大トルク450Nmを発生する3.0リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載。トランスミッションは7速MTに加え、8速PDKも用意する。リアシートと遮音材の削減に加え、軽量ガラスや軽量バッテリーを採用し、MT車の重量は8速PDKの911カレラよりも35kg軽い1470kg。エントリーレベルのエンジンを搭載する市販911としては最軽量となる。0-100km/h加速4.5秒、最高速度は291km/hに達する。

911カレラTは、リミテッドスリップリアディファレンシャルを備えたポルシェトルクベクトリング(PTV)、スポーツクロノパッケージ、PASMスポーツサスペンション(-10mm)、GTスポーツステアリングホイール、スポーツエグゾーストシステム、スポーツシートプラス(電動4ウェイ)を標準装備。専用装備としてチタニウムグレー カレラSホイールに245/35R20(フロント)と305/30R21(リア)サイズのタイヤを装着する。

エクステリアは、アクセントとなるダークグレイのディテールによって、他のモデルとは一線を画している。ドアミラー上下のトリム、新しいドアロゴとリアロゴ、リアリッドグリルのトリムストリップなどにはアゲートグレーを採用し、フロントガラス最上部もグレーに着色。スポーツエグゾーストシステムのテールパイプはハイグロスブラックで塗装し、ダイナミックな外観となっている。

インテリアは、マットブラックの装飾トリムと、ハイグロスブラックの装飾インレイでスポーティな室内空間を演出。オプションのカレラTインテリアパッケージでは、コントラストカラーのスレートグレーまたはリザードグリーンのセーフティベルトを提供し、装飾ステッチ、ヘッドレストのエンボス加工された911ロゴ、シートセンターのストライプにも同カラーが使用される。

車体色はソリッドカラーがブラック、ホワイト、ガーズレッド、レーシングイエローの4色、メタリックカラーもディープブラック、ゲンチアンブルー、アイスグレー、GTシルバーの4色を用意。さらにスペシャルカラーとして、チョーク、ルビースターネオ、カーマインレッド、シャークブルー、パイソングリーンの5色を用意する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 昔ほど“馬力アップ”しない? それでも交換する価値がある理由~カスタムHOW TO~
  2. 「これなら日本人に受ける」BYD初のPHEVワゴン発表に、SNS衝撃「出たら買うのに!」
  3. 300馬力の怪物『マーチ』をレストモッド、「350SR」誕生23周年で日産が発表
  4. トヨタ『RAV4』新型、5月21日に世界初公開
  5. 『ジムニー』のコンプリートカスタムカーをそのまま販売、313万円ですぐに乗り出せる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  2. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  5. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
ランキングをもっと見る