ポルシェ『タイカン』が大胆エアロ装備でパワーアップ!? 新フラッグシップ「GT」導入か

ポルシェ タイカン の新フラッグシップと思われるプロトタイプ(スクープ写真)
ポルシェ タイカン の新フラッグシップと思われるプロトタイプ(スクープ写真)全 15 枚

ポルシェのEVサルーン『タイカン』にさらなる高性能モデル登場か。スクープサイト「Spyder7」は、ニュルブルクリンク付近でテストをおこなう、謎の開発車両を初めて捉えた。現在タイカンシリーズのフラッグシップは『タイカン ターボS』だが、近い将来変わる可能性がありそうだ。

プロトタイプのフロントエンドには、スプリッターが装着されている。外側のエッジは新設計されている可能性があるほか、ヘッドライトの下にはカナードもありそうだ。フロントウィンドウの上部、ルーフ先端の突起は計測のためのセンサー類だろう。

ポルシェ タイカン の新フラッグシップと思われるプロトタイプ(スクープ写真)ポルシェ タイカン の新フラッグシップと思われるプロトタイプ(スクープ写真)

側面では、サイドスカートにエアロコンポーネントが追加され、キャビン内を覗けばロールケージ、RECAROスポーツシートが確認できる。足回りには、5本のスポークを備えた複雑なデザインのホイールセットを装着している。内部にスペースを持つスポークは見るからに軽量化を意識したもの。大きな黄色のブレーキキャリパーは、この車にカーボンセラミックブレーキが搭載されていることを示している。

そして注目はリアエンドだ。デッキリッドスポイラーに大きな固定式リアウィングが装着され、これまでのタイカンのスマートでスリークなイメージを大きく変えている。バンパー下部のディフューザーもアグレッシブさに磨きをかけている。これらは『911 GT3 RS』ほど極端ではないが、空力性能の向上は間違い。現段階で断言はできないものの、このプロトタイプがこれまで設定されていない、「GT」バリエーションである可能性がありそうだ。

ポルシェ タイカン の新フラッグシップと思われるプロトタイプ(スクープ写真)ポルシェ タイカン の新フラッグシップと思われるプロトタイプ(スクープ写真)

タイカン ターボSは現在、最高出力751ps、最大トルク1050Nmを発揮。4ドアサルーンとしは十分だが、GTモデルと仮定するとパワーアップも予想できる。現段階で確かなことは、このGTバージョンが軽量化対策を含め、サーキットに焦点を合わせたシャシーのセットアップを特徴とするモデルだということだ。

8月にはタイカン ターボSが、ニュルブルクリンク北コースで、テスラ『モデルS』の7分35秒を抜き、7分33.3秒というEVとしての新記録を打ち立てた。このGTが量産EV最速記録を更新する可能性は高い。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. ダイハツが歩行領域モビリティ『e-SNEAKER』発売、年間500台目標
  3. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
  4. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  5. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る