ゴム加硫法の「謎」を解明、タイヤの性能向上に期待---住友ゴム・東工大・理研

タイヤゴムの原材料
タイヤゴムの原材料全 3 枚

住友ゴムは10月26日、東京工業大学 石井佳誉教授、理化学研究所 大内宗城客員研究員らと共同で、タイヤ製造におけるゴム加硫法の謎を解明したと発表した。

ゴム加硫法とは、生ゴムに高温・高圧を加え硫黄と化学反応させることで、弾性限界が大きくなる加工のこと。1888年にJ. B. ダンロップが世界で初めて空気入りタイヤを実用化したが、この成功には1839年に発見されたゴム加硫法が大きく寄与している。

ゴムの弾性を生み出す硫黄の架橋構造は加硫工程で形成され、タイヤの基本性能および性能持続性に影響する。硫黄はタイヤゴムを構成する原材料のうち1%程度しか含まないため、硫黄とゴムの結合点の構造はこれまで十分に解明されていなかった。


《纐纈敏也@DAYS》

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  4. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  5. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る