スマホで鉄道・バス、どちらでも…JR牟岐線と徳島バスの共同経営区間 11月16日から

牟岐線のキハ1500形気動車。
牟岐線のキハ1500形気動車。全 6 枚

JR四国は11月9日、スマートフォンで鉄道・バスをシームレスに利用する実施実験を徳島バス、KDDIと共同で実施すると発表した。

JR四国では4月から徳島バスの高速バス路線である室戸・生見・阿南大阪線のうち、阿南駅~浅川間とJR牟岐線阿南~浅川間を対象に、JRの切符で徳島バスを利用できる共同経営を実施しているが、徳島バスでは高速バスや路線バスとしての対応のほかに、JRの乗車券によるバス利用対応も加わっているため、アナログ的な業務が煩雑化している。

共同経営計画の基盤となる「並行モード連携モデル」。定期券を含むJRの切符でバスを利用できる。共同経営計画の基盤となる「並行モード連携モデル」。定期券を含むJRの切符でバスを利用できる。
共同経営区間の概要。対応する停留所・駅は6か所。共同経営区間の概要。対応する停留所・駅は6か所。

そこで、この共同経営区間をデジタル化して乗客や乗務員の利便性向上を図るため、バスの車内や駅にNFCタグを設置し、スマートフォンをかざすだけで運賃決済できる「スマホタッチ払い」が導入されることになった。

「スマホタッチ払い」の利用イメージ。「スマホタッチ払い」の利用イメージ。

その実証実験は11月16日から2023年2月15日まで実施され、11月16日10時から専用アプリケーションが公開される予定。利用にはApple IDまたはGoogleアカウント、クレジットカードが必要。

NFCタグのイメージ。NFCタグのイメージ。バスでの利用イメージ。乗車と降車の位置情報把握にはKDDIの高精度位置測位サービスが利用される。バスでの利用イメージ。乗車と降車の位置情報把握にはKDDIの高精度位置測位サービスが利用される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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