キャンピングカーは取り回しよりも快適性重視?! 人気は首位バンコンにキャブコンが肉薄

キャブコン参考画像(キャンピングカーランド「セレンゲティ525」)
キャブコン参考画像(キャンピングカーランド「セレンゲティ525」)全 7 枚

自動車ニュースサイト『レスポンス』はこのほど、ウェブサイト上で行なったキャンピングカーについてのアンケートを集計。所有している車種・所有したい車種は首位のバンコンに2位のキャブコンが肉薄。バスコンやトレーラーの割合も大きく、居住性や豪華装備を重視する傾向が明らかとなった。

アンケートはキャンピングカーの所有者やキャンピングカーに興味のある人が対象。9月18日から開始し、11月8日14時30分に集計。311人の回答があった。回答者の内訳はキャンピングカー所有者が56.6%、それ以外が43.4%の割合だった。

◆キャブコン・バスコン・トレーラーで約半数

キャンピングトレーラー(ケイワークス「トレイル ワークス」シリーズ)キャンピングトレーラー(ケイワークス「トレイル ワークス」シリーズ)

現在所有しているキャンピングカー、所有したいキャンピングカーの車種についての問いでは、1位は商用バンやミニバンをベースとしたバンコン(37.3%)だったが、2位はトップと1.0%差でトラックをベースとしたキャブコン(36.3%)が続いた。3位は最近注目度の高まる軽キャンピングカー(10.0%)。4位と5位はマイクロバスなどをベースとするバスコン(7.4%)、キャンピングトレーラー(4.4%)と大型のものが並んだ。

キャブコンとバスコン、キャンピングカートレーラーを合わせると、その割合は約半数に当たる49.1%。キャンピングカーフェアなどの展示では、バンコンや軽キャンピングカーが大多数を占める一方で、調査結果では、ゆとりのある居住空間と装備を持つ車種の人気が窺えた。

最近のキャンピングカーは、バッテリー性能の高まりなどもあり、いかに自宅にいるような快適な環境を作り出すかが1つのキーワードになっているが、このトレンドが反映された結果とも言える。

このほか、新型トヨタカムロード」をベースとしたキャブコンが出揃ってきたことや、フィアットデュカト」の正規輸入販売開始の影響も考えられる。

◆一番の魅力は気軽にできるペットとの旅

キャブコンやバスコン、キャンピングトレーラーの所有者に対して、メリットを尋ねた問い(自由回答)には、「愛犬・愛猫と一緒にどこにでも出かけられる」というコメントが最多。ペット同伴可能な宿泊所のないエリアにも気軽に旅に出かけられるほか、ゆったりとした居住スペース・就寝スペースのある車種であれば、ペットへのストレスもある程度軽減できる。

それ以外では、「被災時などの移動避難所として使える」という声も多かった。機能面では、「(バンコン等にありがちな)煩わしいベッド展開が要らない」「いつでも気軽に寝られる」というコメントが目立った。

◆2人旅派も多く、買い替えるなら「より大きく」

車種を問わずキャンピングカーを所有している人を対象にした買い替えについての質問では、「買い換えるつもりはない」が1位(36.0%)ではあるものの、「次は大きいものに」(22.5%)が「次は小さくても良い」(8.7%)の約2.5倍の割合。ここでも大型化志向が鮮明となった。「手放す予定」は1.9%のみだった。

また、回答者の家族構成やキャンピングカーの利用状況についての質問では、「子育て中」が26.4%なのに対し、「子どもはまだいない」が15.1%、「子どもは一緒に出かけない」が24.4%、「家族と関係なく乗る」が34.1%。大きな車種を求める一方で、必ずしもファミリーでの利用ではなく、2人旅などの需要が多いことも分かった。

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