ジープ初のEV『アベンジャー』、航続400km…受注を欧州で開始

ヨーロッパだけでなく日本市場での販売も予定

都市部での走行に限れば航続は550kmまで伸びる

装備が充実した「ファーストエディション」

ジープ・アベンジャー
ジープ・アベンジャー全 10 枚

ジープは12月1日、ブランド初のEVで小型SUVの『アベンジャー』(Jeep Avenger)の発売記念車「ファーストエディション」の欧州受注を開始した。現地ベース価格は3万9500ユーロ(約565万円)で、2023年第2四半期(4~6月)、納車を開始する予定だ。

写真:ジープ・アベンジャー

◆ヨーロッパだけでなく日本市場での販売も予定

アベンジャーは、ジープブランド初のフルエレクトリックSUVだ。ジープは欧州市場において、電動化に舵を切り始めている。すでに、フランスとドイツでのラインナップを、電動化モデルのみとした。さらに2022年の年末までに、欧州のほぼ全ての市場で、ジープのSUVに電動化モデルが用意される予定だ。

ジープは、プラグインハイブリッド車(PHEV)の「4xe(フォーバイイー)」の成功によって、勢いを加速している。アベンジャーは、ヨーロッパ市場向けに最適化されたジープのEVだ。ジープは2025年末までに、欧州で4車種のEVを発売する。これを皮切りとして、製品の刷新が進められ、2030年には欧州で販売されるジープは、全てEVになる予定だ。

アベンジャーはヨーロッパの各市場に加えて、日本や韓国での販売も予定している。『レネゲード』よりも小型のセグメントに位置づけられるアベンジャーは、ポーランド・ティヒ工場で生産される。イエローとブラックのツートン仕上げも用意された。ジープならではの7スロットグリルや、スリムなヘッドライトが装着されている。

ジープ・アベンジャージープ・アベンジャー

◆都市部での走行に限れば航続は550kmまで伸びる

アベンジャーの1回の充電での航続は、最大で400kmになる見通し。都市部での走行に限れば、航続は550kmまで伸びるという。クラス最高の最低地上高とブレークオーバーアングル、アプローチアングルを追求する。また、モダンなインテリアには、最新のテクノロジーを搭載。コンパクトでありながら広々とした室内空間を実現しているという。

アベンジャーは、ジープならではの性能を兼ね備えつつ、ヨーロッパ向けに最適化されている。モダンで楽しくてエモーショナルなSUVがアベンジャー、と自負する。高性能でコンパクト、モダンでフルエレクトリックという選択肢を探し求めている顧客がターゲットになるという。

充電に関しては、発売記念車限定で、自宅充電用のWallboxまたは、400ユーロ分がチャージされた公共充電用のRFIDカードが付帯する。これにより、ユーザーは、EU内の30万か所以上の充電ポイントにおいて、車両を無料で充電できる。

ジープ・アベンジャージープ・アベンジャー

◆装備が充実した「ファーストエディション」

ジープ『アベンジャー・ファーストエディション』は、充実した装備が特長だ。プライバシーガラス、18インチアルミホイール、フルLEDテールライトを標準装備した。ユーザーは無料でボディカラーオプションを選択できる。サンの車体にボルケーノルーフ、グラナイトの車体にボルケーノルーフ、車体とルーフともにボルケーノ の3種類だ。

ブラインドスポットシステム、オートハイビーム、ドローンビュー付きリアカメラ付き360度パーキングセンサー、モード3の充電ケーブルも採用した。レベル2の先進運転支援システム(ADAS)も装備されており、ドライバーが速度を保ち、前方車両との距離や車線を維持することを支援する。

インテリアには、マルチカラーのアンビエントライトとイエローのダッシュボードパネルが付く。黄色のアクセントが付いたブラックカラーのプレミアムヒーター付きシート、10.25インチの「Uconnect」インフォテインメント、10.25インチのフルデジタルクラスター、ワイヤレスのApple「CarPlay」とグーグル「Android Auto」、ワイヤレスのスマートフォン充電パッドも装備している。

ジープ・アベンジャージープ・アベンジャー

《森脇稔》

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