SUVの先駆車的存在だった、ホンダ初の自社製SUV『CR-V』【懐かしのカーカタログ】

ホンダCR−V(初代)
ホンダCR−V(初代)全 9 枚

初代『CR-V』は、初代『オデッセイ』に始まった一連の“クリエイティブ・ムーバー”の2番手として登場した。それまでローバー、ジープ、いすゞの各社からOEM供給を受けていたホンダにとって初の自社製SUVでもあった。

ホンダCR−V(初代)ホンダCR−V(初代)

“ホンダ買うボーイ”“ライト・クロカン進化型”、そんなキャッチコピーで1995年に現れた初代の『CR-V』は、“コンファタブル・ランナバウト・ビークル”の名のもと、乗用車感覚の四輪駆動車として売り出した。前年の94年にトヨタから初代の『RAV4』が登場していたが、当時はまだ、いわゆるクロカン・タイプのモデルが主流の中、それまでのステーションワゴンのように街中で乗ることができ、205mmの最低地上高が確保され、オフロード性能も確保した、まさに今のSUVの先駆車的存在でもあった。

ホンダCR−V(初代)ホンダCR−V(初代)

ベースは当時の6代目・EK型ミラクルシビック。2620mmのホイールベースは『シビック』の3ドア、4ドアセダン(フェリオ)や『ドマーニ』などと共通。ただし独自のパッケージングで仕立てられたため、前席の横方向のウォークスルーまで可能なフラットフロアは大きな特徴。

ホンダCR−V(初代)ホンダCR−V(初代)

カタログのカットボディ(そう断わり書きが入っている)を俯瞰から写した写真で改めて見返すと、運転席に座ったときに、足元が気持ちよくせいせいとして感動した時のことを思い出した。そういえばシフトレバーはコラム式、パーキングブレーキは、インパネ下から生えている、いわゆるステッキ式だった。

ホンダCR−V(初代)ホンダCR−V(初代)

外観は背筋を伸ばしたシンプルなデザインが好印象だった。スペアタイヤは背負った方式だったが、スグにスペアタイヤを背負わないモデル(フルマークのモデル名)も登場した。いずれもリヤゲートは、ハネ上げ式のガラスハッチと横開きのドアを組み合わせたもの。4WDにはデュアルポンプ式を採用、ダンパーには、オンロードのしなやかさとオフロードの接地性を確保したもの(ホンダ・プログレッシブ・バルブダンパー)が採用された。

車外に出せばテーブルに早変わりするラゲッジルームのフロアボード等、利便性の高い装備も自慢だった。

ホンダCR−V(初代)ホンダCR−V(初代)

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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