神戸製鋼所の「グリーンアルミニウム原料」のアルミ板材、日産車に順次適用

クルマのライフサイクル
クルマのライフサイクル全 2 枚

日産自動車神戸製鋼は12月19日、神戸製鋼所の低CO2高炉鋼材「Kobenable Steel」およびグリーンアルミニウム原料を用いたアルミ板材を2023年1月以降、日産車へ順次適用していくことを発表した。なお、Kobenable Steelの量産車への採用は初となる。

日産は、2050年までに製品のライフサイクル全体でカーボンニュートラルを実現することを目指している。車両重量の約60%は鉄部品、約10%はアルミ部品によって構成されていることから、グリーンスチールやグリーンアルミニウムの採用は、ライフサイクルの一部である部品製造時のCO2排出量を削減していく上で有効な取り組みとなる。

そのため、両社は、従来製品と同等の高品質を実現しながら、製造時のCO2排出量を大幅に削減する神戸製鋼の低CO2高炉鋼材Kobenable Steelと、グリーンアルミニウム原料を用いたアルミ板材を日産車に適用することを決定した。今回適用される低CO2高炉鋼材は、製造時のCO2排出量をマスバランス方式により100%削減した「Kobenable Premier」。具体的な使用量については、今後協議して決定する予定だ。


《纐纈敏也@DAYS》

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  2. 日産『エクストレイル』e-POWERの9197台でリコール…発電停止と走行不能のおそれ
  3. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  4. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  5. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る