ブガッティ『シロン』の「コーナリングマシン」、1台限りで再生産…2023年2月にオークションへ

ベースは2020年に発表され完売した「ピュアスポーツ」

リアに専用デザインの固定式スポイラー

0~100km/h加速2.3秒で最高速は380km/h

ブガッティ・シロン の「Profilee4」
ブガッティ・シロン の「Profilee4」全 10 枚

ブガッティ1221日、2ドアスーパーカー『シロン』(Bugatti Chiron)の1台限定モデル「Profilee4」を欧州で発表した。202321日、フランス・パリで開催されるRMサザビーズのオークションに出品される予定だ。

写真:ブガッティ・シロン の「Profilee4」

◆ベースは2020年に発表され完売した「ピュアスポーツ」

ベースは、2020年に発表され、完売した「ピュアスポーツ」だ。『シロン・ピュアスポーツ』では、エアロダイナミクス性能を高める新デザインを採用した。フロントには、ワイド化された吸気口と、専用グリルを装着。フロントリップスポイラーは、前方に突き出た専用デザインで、最大のダウンフォースを生み出す。リアには、長さ1900mmの固定式の大型ウイングを装着し、ダウンフォースを高めた。専用のディフューザーも装備。角度の付いたウイングマウントは、リアバンパーとともに、大きなX字を形成した。3Dプリントされたチタン製の軽量エグゾーストパイプが採用された。ベース車両の格納式リアスポイラーの油圧コンポーネントを廃止することにより、10kgの軽量化を果たしていた。

ワインディングロードで本領を発揮するシャシーとサスペンションを開発した。快適性に悪影響を与えることなく、フロントに65%硬いスプリング、リアに33%硬いスプリングを採用。アダプティブダンピングのコントロール、キャンバー値の変更(マイナス2.5度)により、さらにダイナミックなハンドリングとしていた。軽量なマグネシウム製ホイールも採用するなど、「コーナリングマシン」としての性能が追求されていた。

ワンオフモデルのProfilee4は、ピュアスポーツのような時代を超越したエレガンスを維持しながら、スポーツ性能を強化したシロンを求める顧客に対する回答だ。シロンの総生産台数500台分は、すでに顧客への割り当てが決まっているため、真のコレクターズアイテムとしてProfilee4を企画したという。そして、ブガッティブランドのファンにワンオフモデルを手に入れる公平な機会を提供するため、RMサザビーズのオークションに出品することになったという。

◆リアに専用デザインの固定式スポイラー

ブガッティ・シロン の「Profilee4」ブガッティ・シロン の「Profilee4」

Profilee4では、フロントのエアインテークが大型化され、「ホースシュー」グリルも拡大された。これにより、冷却空気を多くラジエーターに送り込めるようになった。

改良されたフロントスプリッターは、彫刻が施されたアンダーボディと連携して機能し、ダウンフォースをさらに増加させ、エアフローを最大化する。リアには、専用デザインの固定式スポイラーが装備された。

負圧を利用し、高い位置にレイアウトされた2つの内部トンネルを通じて、エンジンコンパートメントから熱を吸い出す。ダウンフォースを生成するためにウイングの上部に空気が流れるだけでなく、エンジンコンパートメントから空気を取り込むために、ウイングの下にも空気が流れるようにした。

0100km/h加速2.3秒で最高速は380km/h

8.0リットルW16気筒+4ターボエンジンを搭載する。最大出力は1500hp/6900rpm、最大トルクは163kgm/20006000rpmを引き出す。トランスミッションは7速デュアルクラッチの「DSG」で、駆動方式は4WDだ。0100km/h加速2.3 秒、0200km/h加速5.5秒の性能を可能にした。最高速はピュアスポーツの350km/hから、380km/hへ引き上げられている。

ワンオフモデルだが、ブガッティは車両を完全な生産仕様にするために、時間と労力を費やす。Profilee4の開発やテストは他のモデルと同様に行う。ブガッティがすべての車に適用する品質基準に合格しているため、ヨーロッパで公道走行に必要な認証を取得することができる、としている。

《森脇稔》

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