小糸製作所、セプトンと連携を強化…自動運転車向けLiDAR開発

セプトンのLiDAR(参考画像)
セプトンのLiDAR(参考画像)全 1 枚

小糸製作所は、自動運転車向けLiDARを手がける米国のセプトンの株主総会で、セプトン株式の追加取得が承認されたと発表した。

小糸製作所とセプトンは、2018年に車載用LiDARの共同開発を開始し、現在、中距離用LiDARを量産開発している。また、自動運転レベル3以上の自動運転車の普及に向けて、より高精細で近傍や遠方を検知可能な短距離・長距離用LiDARの開発にも取り組んでいる。

小糸製作所は、セプトンとの協業関係を強化する一環として、これまでに合計で総額1億ドルを出資している。さらに、小糸製作所はセプトンの普通株式に転換可能な議決権のない転換型無議決権優先株式(CPS)を1億万ドル取得することで合意。今回、セプトンの臨時株主総会で取得が決議・承認された。

小糸製作所では今後、今回の決議に基づき追加出資を実行するとともに、取締役1人をセプトンの取締役として追加派遣するなど、協業関係を強化してLiDAR事業の拡大を図る。LiDAR単体の開発に加え、自動車照明器技術とLiDAR技術を組み合わせたランプの実用化、スマートインフラをはじめとするモビリティ分野への活用などを目指す。

《レスポンス編集部》

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