水素ハチロクが示す、これからの愛車との付き合い方…東京オートサロン2023[詳細画像]

AE86 H2 Concept(東京オートサロン2023)
AE86 H2 Concept(東京オートサロン2023)全 22 枚

話題の多かった東京オートサロン2023だが、今回の目玉のひとつとしてトヨタが出品した『AE86 H2 Concept』を外すことはできないだろう。ハチロクスプリンタートレノに、水素エンジンを搭載したコンセプトモデルだ。

【画像全22枚】

トヨタは日本の耐久レース、スーパー耐久シリーズに水素エンジンを搭載した『カローラ』で出場している。水素を用いて発電する燃料電池ではなく、水素をガソリンのように燃やして動力とする水素エンジンを開発することで、内燃機関にまつわる既存のノウハウの活用、音や振動といった内燃機関独自の魅力を自動車に残していくことを目指す。

AE86 H2 Conceptは、トヨタが提案する将来の自動車像の1つだ。スプリンタートレノに元々搭載されている4AGエンジンを水素エンジン化し、ベース車の魅力とカーボンニュートラルの両立を目指している。後方に『MIRAI』の高圧水素タンクを搭載しているが、その他の改造規模は、トヨタ曰く「最小限」だ。

どんなに名車と称えられていても、旧来のガソリン車が地球環境に悪影響を与えていることは事実だ。トヨタの水素ハチロクは、「カーボンニュートラル」の時代にクルマ好きがどう向き合っていくべきか、その道標となるかもしれない1台であると言えよう。

《ショーカーライブラリー》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る