山形新幹線用E8系が2月末から試運転…撮影会や旧色のE3系も

E8系の外観イメージ。「山形新幹線の地域に根差したイメージを継承・維持してブランドへと醸成」「山形の風土と、離れた土地にいる人の心の結びつきを感じさせるデザイン」をコンセプトに、塗色は「蔵王ビアンコ」と呼ばれるアイボリーをベースに、上部を「おしどりパープル」と呼ばれる紫色とし、「紅花イエロー」と呼ばれるラインが施される。
E8系の外観イメージ。「山形新幹線の地域に根差したイメージを継承・維持してブランドへと醸成」「山形の風土と、離れた土地にいる人の心の結びつきを感じさせるデザイン」をコンセプトに、塗色は「蔵王ビアンコ」と呼ばれるアイボリーをベースに、上部を「おしどりパープル」と呼ばれる紫色とし、「紅花イエロー」と呼ばれるラインが施される。全 5 枚

JR東日本は1月26日、山形新幹線用の新型車両E8系の試運転を2月末から開始すると発表した。

E8系は、E5系の併結に対応するため最高速度を300km/hとした新在直通用新幹線車両。編成は現行のE3系1000・2000番台と同じ7両で、2024年春から順次、営業列車に投入され、最終的には17本計119両が登場する予定。試運転は車両性能の確認などを目的に約1年間、東北新幹線と山形新幹線で実施される。

「最上川と月山」をテーマにしたグリーン車の車内イメージ。通路部は「最上川の流れ」をモチーフに。座席は「豊かな針葉樹林の広がる月山の緑色と最上川の水面の印象を組み合わせた」としている。座席配置は2+2で、定員は現行のE3系より3人多い26人に。全席にコンセントが付く。「最上川と月山」をテーマにしたグリーン車の車内イメージ。通路部は「最上川の流れ」をモチーフに。座席は「豊かな針葉樹林の広がる月山の緑色と最上川の水面の印象を組み合わせた」としている。座席配置は2+2で、定員は現行のE3系より3人多い26人に。全席にコンセントが付く。
「最上川と紅花」をテーマにした普通車の車内イメージ。通路部は「最上川の流れ」をモチーフとした柄に。座席は「陽に照らされる紅花色」とし、グラデーションで「紅花が抽出されるプロセス」を表現するという。全席にコンセントが付く。普通車の総定員はE3系より42人少ない329人。「最上川と紅花」をテーマにした普通車の車内イメージ。通路部は「最上川の流れ」をモチーフとした柄に。座席は「陽に照らされる紅花色」とし、グラデーションで「紅花が抽出されるプロセス」を表現するという。全席にコンセントが付く。普通車の総定員はE3系より42人少ない329人。

なお、この試運転にちなんで、2月24日13~17時には新幹線総合車両センター(宮城県利府町)でE8系の撮影会が開催される。

E8系先頭車1両分を撮影可能エリアとし、外観のみ撮影できる。合わせてE5系の撮影や見学も可能。

100人を募集し、参加費用は3万円。申込みは1月27日10時からJRE MALL東北本部のウェブサイトで先着順に受け付ける。

このほか、山形新幹線では約6年半ぶりにシルバーカラーのE3系が1編成登場し、2月11日の山形10時57分発東京行き『つばさ138号』から運用に入る。

復刻される山形新幹線E3系のシルバーカラー。復刻される山形新幹線E3系のシルバーカラー。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  3. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る