呼吸や鼓動を検知、幼児送迎バス向け置き去り検知システムを開発 三菱重工機械

置き去り検知システムの車内確認の流れ
置き去り検知システムの車内確認の流れ全 1 枚

三菱重工機械システムは、保育園や認定こども園、幼稚園の送迎バス内などにおける園児の置き去り事故を未然に防止するため、人が発する微細な呼吸や鼓動を検知する「送迎バス向け置き去り検知システム」を開発した(1月23日発表)。

「送迎バス向け置き去り検知システム」は、運転手による目視点検を促す機能に加え、金属以外の物質を透過するレーダーセンサーで、子どもの微細な動きを検知、車外の人に通知する。システムが置き去りを感知すると、音声警報を発して置き去りにされた園児がいることを車外に知らせる。

オプションでスマートフォンとの連携して送迎バスの運転手や園関係者にメッセージで状況を伝える。置き去りの有無を降車時確認と自動検知で2重チェックすることで、園関係者による安全管理をサポートし事故発生のリスクを低減する。

国内では送迎バスに対する安全装置の設置が2023年4月に義務化される予定。一方、ヨーロッパでは、2025年から一般車両への置き去り検知システム搭載が推進される予定で、日本国内でも将来的に置き去り検知システムへのニーズが高まる見通し。

今後、システムを実証し、早期の製品化を目指す。

《レスポンス編集部》

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