2023年の自動車業界、株価はどうなるのか?…市場動向と注目イベント

イメージ
イメージ全 10 枚

新型コロナ、半導体など原材料不足による生産計画の見直し、日米の金融政策に対する思惑から乱高下する円相場などに振り回された日本の自動車業界。株価面でも極端な動きを続けているが、2023年はどのような動きになるかを探った。

日銀の金融政策・円相場

10年間その座にあった黒田東彦日銀総裁が、4月8日任期満了を迎える。自動車各社の業績、株価ともに円相場の動向抜きには語れない状況になっており、日銀の金融政策が円相場の最大の変動要因になっているだけに、後任の総裁人事が注目を集めてくるのは間違いない。

2022年初頭から日米金利差の拡大を受けて円安が進行し、円相場は年初1ドル=110円台から夏場には150円台へと下落した。しかし、米国の引き締め政策が峠を越したとの読みから円相場が反転。特に、12月20日に緩和一辺倒だった日銀が金融政策の修正を発表したことで、急激に円が反発した。


《山口邦夫》

アクセスランキング

  1. サーキットも通勤路も楽しくなる! スポーツタイヤの“リニアな気持ち良さ”を体感せよ~カスタムHOW TO~
  2. 日産のピックアップトラック、『ナバラ』新型が11月19日デビューへ
  3. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  4. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  5. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る