カロッツェリア製「ディスプレイオーディオ」5機種の魅力[カーオーディオ名機の系譜]

カロッツェリア・DMH-SF700
カロッツェリア・DMH-SF700全 3 枚

カーオーディオ愛好家からの支持が厚い“名機”を1つ1つ取り上げ、それらの“名機”たるゆえんを紐解いている当シリーズ。今回は、国産カーエレクトロニクスブランド大手の1つ、「カロッツェリア」が擁する「ディスプレイオーディオ」にフォーカスする。

◆タイプの異なる5機種を用意し、ユーザーのニーズに幅広く対応!

「カロッツェリア」は、ハイグレードカーナビの『サイバーナビ』から手頃な1DIN機までカーオーディオメインユニットを多彩に展開しているが、昨今注目度が上昇中のメインユニットの新ジャンル、「ディスプレイオーディオ」も積極的にリリースしている。

ところで「ディスプレイオーディオ」が初めて世に出たのは2010年代に入ってからだが、この「カロッツェリア」も当ジャンルへの参入が早かった。そして今では5機種を擁し、「ナビは要らない」と考えるドライバーの求めに広く応えてみせている。

なおこれら5機種は、画面サイズ違いで2タイプに分類できる。9V型のフローティングモデルが2機種あり、6.8V型のインダッシュモデルが3機種用意されている。

ちなみに9V型の2機種はともに、本体は1DINサイズだ。つまり2DINスペースを確保できない車種にも取付可能な、汎用大画面モデルとなっている。

カロッツェリア・DMH-SZ700カロッツェリア・DMH-SZ700

◆インダッシュモデルは画面サイズを落とし、手頃な価格を実現!

対して6.8V型のモデルは、リーズナブルであることを重視して完成されている。「ディスプレイオーディ」は「ナビは要らない」と考えるドライバーに選ばれるものであるので、価格はこなれている方が良い。高価になると、「AV一体型ナビ」との差別化が希薄になってしまうのだ。なので「カロッツェリア」は、インダッシュモデルに関しては、高機能な上位モデルについても画面サイズをやや落とし、価格が高くなりすぎないように配慮しているというわけだ。

では、個々の特長を紹介していこう。まずは3種ある6.8V型機について見ていく。これらは見た目的にはほぼ同様ながら、機能的にははっきりとした違いを持っている。

まず最上位機の『DMH-SZ700』は、「Apple CarPlay」と「androidauto」に対応し、「Amazon Alexa」も使用可能だ。そしてさらにはブラウザも搭載されているので、YouTube動画を本機の画面上にて操作しながら視聴できる。

そしてそれに続く『FH-8500DVS』も「Apple CarPlay」と「androidauto」に対応済みだ。しかし「Amazon Alexa」には非対応でブラウザも搭載していない。なのでその分、リーズナブルだ。

一方ベーシックモデルである『FH-6500DVD』は、『FH-8500DVS』から「Apple CarPlay」と「androidauto」の対応もはずし、一層の低価格化が果たされている。モニターが備わったリーズナブルな「ディスプレイオーディオ」が欲しいと考えるドライバーの求めに応え得る、手頃なモデルに仕上げられている。

カロッツェリア・DMH-SF500カロッツェリア・DMH-SF500

◆9V型フローティングモデルでは、映像系コンテンツを快適に満喫可能!

続いては、2機種ある9V型フローティングモデルについて見ていこう。なおこの2機種は、「ディスプレイオーディオ」のハイエンド仕様とも言うべきモデルで、画面が大きいことに加えて機能性も高い。ともに「Apple CarPlay」と「androidauto」に対応しているので、スマホのカーナビアプリや音楽アプリを車内で便利に使用可能だ。

その上で、映像系コンテンツへの対応力も高い。上位機種となる『DMH-SF700』ではブラウザを搭載し、そして最新機種である『DMH-SF500』には新機能、「WebLink」が搭載されている。

ちなみに当機能は、米国Abalta社が提供する車載用プラットフォームで、アプリをインストールしたスマートフォンをUSBとBluetoothにて同時接続することで、本機の画面上にてさまざまな対応アプリを楽しめるようになるというものだ。しかも画面上にて対応アプリの操作も行える。

かくしてカロッツェリアの「ディスプレイオーディオ」なら、独特の使い心地を味わえる。そして自分にぴったりな1台も探し出せる。「ナビは要らない」と考えるドライバー諸氏は、カロッツェリアの「ディスプレイオーディオ」に要注目。

《太田祥三》

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