バス高速輸送システム「BRTひこぼしライン」、FCバス導入に向け実証運転実施へ

実証運転車両のデザイン
実証運転車両のデザイン全 2 枚

福岡県、コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT)、JR九州の3者は2月8日、2023年夏頃開業予定のバス路線「BRTひこぼしライン」にて、燃料電池小型バス(FC小型バス)の実証運転を実施することに合意した。

[図:実証運転車両のデザイン]

BRTひこぼしラインは、2017年の九州北部豪雨で甚大な被害を受けたJR日田彦山線・添田駅以南を代替するバス高速輸送システム。地域の協力を得ながら、2023年夏頃の開業に向けて準備を進めている。今回の実証実験では、トヨタ『MIRAI』の第2世代FCシステムを活用したFC小型バス『FCコースター』を使用し、2023年秋頃から2025年春頃まで実証運転を行う。

FCコースターは全長6990mm×全幅2100mm×全高2630mmで定員20名(座席14席予定)。環境にやさしい水素エネルギーや、BRTひこぼしライン沿線に広がる青空を表現したボディカラーとし、「おりひめの羽衣」をイメージした模様を採用。BRTひこぼしラインオリジナル車両として他の車両との統一感を持たせたデザインとしている。

今回の取り組みは、福岡県とCJPTとの間で昨年12月26日に締結した「水素社会実現に向けた商用FCモビリティ普及に関する連携協定」の具体化の第1弾となるもの。福岡県とCJPT、JR九州の3者で、地域交通へのFCモビリティ導入の実現に向け、実証運転開始の準備を3者で進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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