希少な電動ワゴン、BMW『i5ツーリング』、2023年内デビューに向け開発着々と

BMW i5ツーリング プロトタイプ(スクープ写真)
BMW i5ツーリング プロトタイプ(スクープ写真)全 12 枚

BMW『5シリーズ』の電動版にあたる『i5』の開発が進められているが、その派生ワゴンとなる『i5ツーリング』最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。

BMWは、クロスオーバーSUV『X5』改良新型を発表したばかりだが、もう一つの「5」メンバーである、次世代5シリーズの開発を続けている。厳冬のフィンランド北部で捉えたプロトタイプは、ルーフを除いてすべてカモフラージュ。フロントバンパーには小さなフェイクのボディパネルが取り付けられているが、ヘッドライトとテールライトは、市販コンポーネントと思われる。

BMW i5ツーリング プロトタイプ(スクープ写真)BMW i5ツーリング プロトタイプ(スクープ写真)

電動化車両を示すフロントドアの「Electrified Vehicle」ステッカー、排気管の無いリアバンパーを見ればこれがエレクトリックモデルであることは一目瞭然だ。

i5は、セダン、ツーリングともに分割されない、後部に流れるような形状のスイープバックヘッドライトを採用。キドニーグリルも通常サイズになる。また側面では、フラッシュマウントドアハンドルを採用し、リアエンドには立体的なLEDテールライトが装着される。

内部では、インフォテインメントシステムとデジタルダイヤルを組み合わせた曲面ディスプレイを搭載。スイッチギア、小型のシフター、大型のiDriveコントローラー、ステアリングホイールなどもすべて新設計される。

5シリーズすべてのメンバーを支えるのは、「CLAR」アーキテクチャだ。これは、異なるパワートレインを搭載するさまざまな種類のボディスタイルが、同じ組立ラインで生産されることを意味する。

BMW i5ツーリング プロトタイプ(スクープ写真)BMW i5ツーリング プロトタイプ(スクープ写真)

次期型5シリーズツーリングには、最高出力380ps、最大トルク519Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを含むさまざまなエンジンが用意される。一方、i5ツーリングでは、『iX』と同様のパワートレインが予想され、111.5kWhのバッテリーパックを搭載、デュアルモーター全輪駆動システムにより最高出力540psを発揮するとみられる。

また上位モデル「M60」では、「iX M60」と同じ電動システムを採用し、デュアルモーターによる全輪駆動で、最高出力は619psを発揮すると思われる。

i5ツーリングのデビューは2023年内と予想。現段階において、市場では数少ない電動ワゴンの1つとして誕生する。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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