トヨタ RAV4 に「GRスポーツ」、222馬力ハイブリッド搭載…欧州発売

ブラックのGメッシュパターングリル

12.3インチと10.5インチの2つのディスプレイ

0~100km/h加速は8.1秒

トヨタ RAV4 ハイブリッド の「GRスポーツ」(欧州仕様)
トヨタ RAV4 ハイブリッド の「GRスポーツ」(欧州仕様)全 10 枚

トヨタ自動車の欧州部門は2月6日、ミドルクラスSUV『RAV4』(Toyota RAV4)の2023年モデルに、「GR スポーツ」を設定し、欧州市場で発売した。

◆ブラックのGメッシュパターングリル

トヨタ RAV4 ハイブリッド の「GRスポーツ」(欧州仕様)トヨタ RAV4 ハイブリッド の「GRスポーツ」(欧州仕様)

『RAV4 GR スポーツ』には、フロントにブラックのGメッシュパターングリル、新デザインのフロントスポイラーとフォグライトベゼルを採用した。ピアノブラックのホイールアーチトリム、サイドモール、バックドアガーニッシュも装備する。足元は、グロスブラック仕上げの19インチアルミホイールで引き締められた。ボディカラーは、プラチナホワイトパール、フレイムレッド、アティチュードブラック、シルバーとグレーのメタリック、ダークブルーマイカを用意した。アティチュードブラック以外では、ルーフ、フロントとセンターピラー、リア スポイラーを、グロスブラック仕上げにすることもできる。

室内は、スエード調のスポーツシートを採用した。ヘッドレストには「GR」のロゴがエンボス加工されている。シート、ステアリングホイール、シフトレバーにはシルバーのステッチ、ドアとステアリングホイールにはガンメタルトリムのアクセントが添えられた。

サスペンションは専用チューンされた。新設計の高剛性スプリングとショックアブソーバーの採用により、ハンドリングが向上しているという。

◆12.3インチと10.5インチの2つのディスプレイ

トヨタ RAV4 ハイブリッド の「GRスポーツ」(欧州仕様)トヨタ RAV4 ハイブリッド の「GRスポーツ」(欧州仕様)

ドライバー正面に大型の12.3インチTFTディスプレイを採用する。カジュアル、スマート、スポーツ、タフの4種類のスタイルや3種類のレイアウトなど、ドライバーの好みの表示にカスタマイズできる。ナビゲーション情報を表示することも可能にした。

ダッシュボード中央には、10.5インチの高精細カラーディスプレイを備えた最新のマルチメディアシステムを採用する。ドライバー正面の12.3インチTFTディスプレイと合わせて、デジタルコックピットを構築している。また、GR スポーツ全車に前席パワーシート、運転席メモリー設定機能、パノラミックビューモニターを標準装備している。

「トヨタ T-Mate」と呼ばれる安全および先進運転支援システム(ADAS)を採用する。最新世代の「トヨタ・セーフティ・センス」は、安全面が強化された。2023年モデルのパッケージには、新しいエマージェンシー ステアリングアシストシステムとプリコリジョンシステムが含まれている。

◆0~100km/h加速は8.1秒

RAV4 GR スポーツのハイブリッドには、直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジン(最大出力176hp、最大トルク22.5kgm)に、フロントモーター(最大出力118hp、最大トルク20.6kgm)、リアモーター(最大出力54hp、最大トルク12.3kgm)を組み合わせたトヨタハイブリッドシステムを搭載する。

システム全体で、222hpのパワーを引き出す。小型・軽量・低損失化技術と「TNGA」による2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジーにより、優れた動力性能や低燃費を追求した。0~100km/h加速は8.1秒の性能を発揮する。

このハイブリッドパワートレインは、エンジンの高トルク化により、アクセル踏み込み時のレスポンスや加速性能を向上させた。燃焼効率の引き上げとトランスミッションの高効率化により、動力性能と低燃費の両立も図った。バッテリー(二次電池)は、ニッケル水素を搭載している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る