[カーオーディオ DIY]Aピラーへの施工も効く!?「車内静音化」のライトメニュー

「吸音材」の一例(オーディオテクニカ・ダクトダンパー)。
「吸音材」の一例(オーディオテクニカ・ダクトダンパー)。全 1 枚

“クルマいじり”を趣味としているドライバー諸氏に向けて、カーオーディオユニットの取り付け方のコツを解説している当コーナー。前回からは「車内静音化」をテーマにお贈りしている。今回も、DIY派におすすめな「車内静音化」のライトメニューを紹介する。

今回は、Aピラーへの施工について解説していく。Aピラーに施工しても、「車内静音化」の効果をある程度は上げられる。ピラーは面積が狭いが、基本的にパネルの向こう側には鉄板が1枚あるだけだ。その鉄板を介して車外のノイズが多少なりとも入り込む。また風切り音を発生する場所でもあり、さらには雨が降ると雨音もする。なのでAピラーのパネル内に吸音材を貼ると、ノイズの侵入を抑制できる。

なおAピラーへの施工は、内装パネルを取り外した経験が少ない人にとってはパネル外しの良い練習にもなる。パネルの自体が小ぶりなので、比較的に外しやすい場合が少なくないからだ。ただし車種によっては構造が複雑化していることもあるので、簡単ではないケースも有り得る。またエアバックが仕込まれていると基本的には取り外せない。

なのでまずは事前に、愛車のAピラーのパネルがどのような構造にて固定されているのかを調べよう。そうして構造が複雑ではないと分かれば、「静音化」を実行しよう。

ところでパネル類を外す際には、「内張りはがし」と呼ばれる工具が必要となる。ちなみにこれにはさまざまな種類がある。金属製のものもあればプラスチックや樹脂でできているものもある。で、使いやすいのは非金属製のものだ。パネルを傷付ける可能性が減るからだ。とはいえ、パネルのタイプによっては金属製のものの方が使いやすいケースもある。いろいろ試して自分にとってしっくりくる道具を見つけ、適材適所で使い分けたい。

さて、パネルを外せたら、パネル内の空間を埋めていくイメージで吸音材を貼っていこう。なお施工の際にはここでも、部材を貼り付ける面の「脱脂(汚れ落とし)」をしっかりと行うことをお忘れなきように。そうすることで部材がはがれにくくなる。また、クリップがはまる部分を塞いでしまわないようにも気を付けたい。

ちなみに、Aピラーへの施工だけならば部材は少量あれば良い。なのでまずはお試し感覚で、少ない分量で購入できるものを探すと低コストで作業を行える。参考にしてほしい。

次回も、「車内静音化」のライトメニューを紹介していく。お楽しみに。

《太田祥三》

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