VWの大型SUVクーペ『アトラス』、改良新型はV6廃止で直4ターボのみに[詳細写真]

フォルクスワーゲン・アトラス・クロススポーツ 改良新型
フォルクスワーゲン・アトラス・クロススポーツ 改良新型全 20 枚

フォルクスワーゲンは、シカゴモーターショー2023において、大型SUVクーペ『アトラスクロススポーツ』(Volkswagen Atlas Cross Sport)の改良新型を初公開した。

同車は、北米向けの3列シートSUV『アトラス』から派生したSUVクーペだ。アトラスクロススポーツは2019年秋に発表された。3列シートのアトラスに対して、アトラスクロススポーツは2列シートになる。アトラスクロススポーツは、中国市場では、『テラモントX』の車名で販売されている。

改良新型には、新しいフロントデザインを採用した。ワイドなフロントグリルや、「アダプティブ・フロントライティング・システム(AFS)」を備えた LEDヘッドライトを装備する。上位グレードでは、デイタイムランニングライトがヘッドライトに組み込まれ、グリル上側にはライトバー、グリル中央には光るフォルクスワーゲンエンブレムが添えられた。グロスブラック仕上げのフロントグリルを採用し、スポーツ性を強化している。

リアは、大型スポイラーを追加した。上位グレードには、フロントのライティングシグネチャを反映して、ライトバーと LEDテールランプの間にフォルクスワーゲンエンブレムを配置する。従来よりも、アグレッシブなデザインのディフューザーも追加されている。

改良新型のパワートレインは、V6を廃止し、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンに一本化された。最大出力は235hpから269hpへ、34hp強化。最大トルクも35.7kgmから37.7kgmへ、2kgm引き上げられた。トランスミッションは、8速AT「ティプトロニック」を組み合わせている。

この新しい2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、従来用意されていた自然吸気の3.6リットルV型6気筒ガソリン「VR6」エンジン(最大出力276hp、最大トルク36.8kgm)と同等のパワーを発揮する。エンジン排気量を3.6リットルから2.0リットルにダウンサイズしながら、トルクはおよそ1kgm上回っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る