購入以外のマイカー利用方法が増加…価値を継承するリース特約も登場

新車ユーザーと中古車ユーザーの架け橋…価値を継承するリース特約とは?
新車ユーザーと中古車ユーザーの架け橋…価値を継承するリース特約とは?全 3 枚

「大手では出来ない手厚いサポート」をモットーとした、中小企業に特化した自動車リースで知られる株式会社日本オートモーティブマーケティングサービスは、同社が提供する個人向けリース「Jプラン」に、新たに新車ユーザーと中古車ユーザーの架け橋となるべく「トランスファーVリース(以下、TFV)」という特約の提供をスタートする。

従来の個人向けリースでは、契約者はリース車両の権利を、契約者が亡くなり親族が引き継ぐ以外には、権利の継承ができないのだが、TFV特約を利用すると契約者の希望で第三者へ契約の継承が可能になるという。つまり「Transfar=継承・承継、V(Value)=価値」で価値を継承するリースという意味である。

この TFV 特約は、リース開始から約3年後から利用できるようになる。例えば、7年契約のJセブンのケースでは、通常は5年経過で車両入替自由となるが、TFV 特約を利用すれば、継承先さえ見つけることができれば、約3年で車両入替が可能になる。つまり、「乗った期間分の支払い」が少なくなるうえに、入替え時は継承する為、解約金などが掛からずにすむ。

一方で、そんなに簡単に継承先が見つかるのかという疑問があるのも確かである。ここで注目したいのが、継承先のメリットについてだ。このメリットは至ってシンプルなもので、個人間取引に近い為、高年式の優良中古車を中古車販売店で購入するより安く乗ることができるということだ。TFVは、マイカリース史上初の「B to C to C」モデルとして現在特許の申請中だという。

購入以外のマイカー利用方法が増加

今では当たり前のようになった自動車リースだが、元々は企業の会計上の理由や運行管理の労力削減を理由に普及していった。そして、今から20数年前に西自動車商会の「スーパー乗るだけセット」をはじめとした個人向けリースが登場。個人向けリースはまとまったお金を用意せずに手軽に新車に乗れることから、主婦や学生などを中心にその存在感を増していった。また近年では、トヨタの「KINTO」やホンダの「楽まる」をはじめとした車のサブスクサービスも登場するなど、購入以外のマイカー利用方法の選択肢が増えている。それぞれのサービスの特徴をよく理解し、自分に合ったプランを探してみて欲しい。

《カーケアプラス編集部》

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