日本電産は、2023年4月1日付けで次期社長候補となる副社長5人を決定した。5人のうちの1人が2024年4月に社長に就任する。
同社は日産自動車の副COO(最高執行責任者)だった関潤氏を、創業者の永守重信会長兼CEO(最高経営責任者)の後継者として社長に就いたが、業績不振の責任をとって昨年9月に辞任した。その後、創業メンバーだった小部博志氏が社長に就任し、2023年4月に永守氏の後継者候補をグループから選任することを決めていた。
後継者候補として副社長に就く5人は、日本電産の北尾宜久専務執行役員、小関敏彦専務執行役員、岸田光哉専務執行役員、日本電産サンキョーの大塚俊之社長、日本電産シンポの西本達也社長。日本電産のプロパーはゼロで、金融機関出身者が3人と日本製鉄、ソニー出身が1人づつ。