EV充電器はピンポイントから面展開へ…機運が変わったEV市場にたたみかけるテラモーターズ

山口県柳井市とテラモーターズが包括提携
山口県柳井市とテラモーターズが包括提携全 12 枚

山口県柳井市とテラモーターズは13日、「持続可能な地域づくりに向けた包括連携協定」を締結した。これにより柳井市は市内のスポーツ施設やコンサートホールなどにテラモーターズの普通充電を100基を導入し、市のカーボンニュートラル政策を推し進める。

◆自治体によるカーボンニュートラルは“これから”

現在、800以上の自治体がなんらかのカーボンニュートラル政策や取り組みを表明している。だがテラモーターズの徳重徹取締役会長は「多くの自治体では計画を検討中で、具体的な取り組みや施策がこれからの状態だ」として、今回の柳井市との包括契約は自治体の大規模な事業としてインパクトがあるとする。

柳井市の井原健太郎市長も「これまで断熱リフォームや電灯のLED化といった取り組みを行なっていたが、普通充電器整備を機に、スポーツや江戸時代から続く商業文化と次世代産業による街おこしを加速させたい」と抱負を述べた。柳井市は、バトミントンやバスケットボールの有名選手を輩出し、江戸時代は岩国吉川藩の商都として栄えた地域。近年では半導体の放熱材料や水素発生装置の技術を持つ企業の誘致にも力を入れている。

現時点でテラモーターズの充電器「Terra Charge」の導入が決定しているのは「翠が丘防災運動公園(複合図書館)」「南浜スポーツゾーン」「アデリーホシパーク」など7か所の施設。各施設10基程度の普通充電器の設置を目安に合計100基の設置を目指す。充電器の出力は3kWをメインに6kWの2種類を予定している。100の設置場所、台数などは今後テラモーターズとの協議によって適切に決めていく(井原市長)とする。


《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

+ 続きを読む

アクセスランキング

  1. 【日産 エルグランド 新型】あえて全幅を45mm拡大!? 高級ミニバンの王者『アルファード』にないものと、ミスから生まれた“偶然の産物”
  2. 【日産 エルグランド 新型】「威厳を取り戻したかった」デザイナーが明かす“このデザイン”になったワケ
  3. 『MR2』だけじゃない! トヨタの600馬力スポーツカー『FT-Se』、いよいよ登場か
  4. F1デザイナー監修『GR86/BRZ』向け「エイドロ」エアロパーツが日本上陸、正規販売を開始
  5. 小型電動モビリティ「AIM EVM」、量産開始…まずは沖縄向けに24台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る