FF化から40年、エポックメイキングだった5代目トヨタ『カローラ』【懐かしのカーカタログ】

トヨタ・カローラ
トヨタ・カローラ全 15 枚

1983年に登場した5代目トヨタ『カローラ』。この世代は、カローラにとって最初のFFだったことがトピックだ。初代から17年続いたFR時代から一転、それより長く、今年でFF化されてすでに40年が経ったことになる。

【画像全15枚】

CMに郷ひろみを起用していたのをご記憶(あるいはご存知)の方も多いはずだが、FF化に伴い、自ずとひときわリフレッシュ感のあるモデルチェンジの敢行となった。

◆ボディ形状はスプリンターと差別化

トヨタ・カローラトヨタ・カローラ

ファミリー系は4ドアセダンと5ドアの2タイプで、たとえば4ドアセダンで見ると、全高は4代目とほぼ変わらず、ホイールベースは30mmだけ伸ばしたものながら、FFの合理的なパッケージングでよりゆとりのある室内空間と、クッキリとしたスタイリングに生まれ変わった。セダンについてはもちろん兄弟車の『スプリンター』にも設定されたが、キャビンを6ライト化するなど、カローラとのデザイン上の差が大きくなった。

トヨタ・カローラトヨタ・カローラ

またバリエーションに加わった5ドアは、セダンのリヤサイドドアから後ろを専用にデザイン。まるで欧州小型車さながらの洒落たスタイリングで人目を惹いた。カタログには“オールフラットシート”が紹介され、セダンを上回る多用途性がアピールされている。

◆FF化されなかったAE86、“2BOX上級生”も

トヨタ・カローラレビントヨタ・カローラレビン

それとこの世代といえば忘れてはならないのが「AE86(85)型」だ。FF化されたセダン系とは別に、FRを踏襲したスポーティモデルとして設定されたのがこちら。『カローラ・レビン』、『スプリンター・トレノ』のシリーズ名とし、DOHC(4A-GEU型)のほか、1.5リットルのSOHC(3A-U型)搭載車もラインアップ、3ドアと2ドアが用意された。

トヨタ・カローラFXトヨタ・カローラFX

それともう1台、カローラのFF化に伴い、1年5か月遅れで追加されたのが、2ボックスの『カローラFX』。3ドアと5ドアが用意され、3ドアのトップモデルとして「GT」も設定。横置きに改良された4A-GELU型1.6リットルDOHCを搭載し、“2BOX上級生”のカタログコピーで存在感を示した。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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