ベルエナジーは、日本初となる移動式急速充電器「Roadie V3」(ローディV3)をスマートグリッドEXPOに出展した。
ローディV3は移動式のEV向け急速充電器で、70kWhの蓄電池ユニットとCHAdeMOに対応したパワコンユニットの2台でワンセット。これを『ハイエース』などのバンに搭載して、電欠で動けなくなったEVなど、必要な場所へ急速充電を届けるものだ。ベルエナジーでは、このようなEV向け出張充電サービスを「電気の宅配便」と銘打って、2024年にも開始する計画だという。
充電の出力については62kWと、文字通り急速充電の性能をもつ。30分充電すると、EVの車種にもよるが20kWh前後は充電できるだろう。となれば100kmくらいは走行できることになる。
もともとこの機器は、ベルエナジーの提携先であるアメリカのスパークチャージ社が開発したもので、この機器をベースに充電規格をCCSからチャデモに換装して日本仕様とし導入する。