過疎地域で「マルチタスク車両」による移動サービス開始…医療や行政に活用

医療MaaSと行政MaaSに使用する車両
医療MaaSと行政MaaSに使用する車両全 2 枚

MONET(モネ)テクノロジーズは、茨城県の境町で実施する医療MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)と行政MaaSに協力する。車内で眼科スクリーニング検査やマイナンバーカード申請を受け付ける。

【画像全2枚】

境町がMONETの「マルチタスク車両」を2台導入し、医療MaaSと行政MaaSの専用車両としてそれぞれ運行する。医療MaaSでは、看護師が乗車した専用車両で町内のコミュニティーセンターなどを巡回し、車内で眼科スクリーニング検査などを実施する。行政MaaSでは、車内でマイナンバーカードの申請受け付けや各種証明書の発行業務などを行う。

境町は、町内に眼科医院が少ないことから、混雑により検査や診療までの待ち時間が長い。病気を早期発見し、町民の健康寿命を延ばすための取り組みとして新たに医療MaaSを展開する。

また、境町は、2022年7月時点のマイナンバーカード申請率が約40%と低かったが、「マルチタスク車両」を活用したマイナンバーカードの申請受け付け業務を2022年11月~2023年1月に実施した結果、申請率が70%以上となった。高齢者など、役場までの移動が難しい町民にも広く行政サービスを提供できるよう、行政MaaSを展開して各種証明書の発行やオンライン相談などを行う予定。

《レスポンス編集部》

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