BRZに佐々木孝太が搭乗、9年ぶりの進化に驚く…SUPER GT公式テスト

佐々木孝太選手
佐々木孝太選手全 13 枚

SUPER GT公式テストが25、26日、富士スピードウェイで開催された。GT300クラス61号車SUBARU BRZ R&D SPORTを、9年前にBRZをドライブしていた佐々木孝太選手が第3ドライバーとして走行。雨の中で無事に走行を終え久しぶりに乗るBRZの感触を楽しんでいた。

佐々木孝太選手は2010年から2014年までR&D SPORTに所属し、スバル『レガシィB4』、『BRZ GT300』に搭乗している。その後SUPER GTでは他チームに移籍したが、昨年はスバル・STIが行っているニュルブルクリンク24時間レースに参戦するなど、何かとスバルに関わりを持っている。

今シーズンのSUPER GTは300kmレースのほかに、450kmレースも開催予定となっており、レギュラードライバーの異変などがあったときに乗れるようにするため、今回の公式テストでルーキーテストを行った。

実際乗った感触を佐々木選手に聞くと「GTマシンに乗るのは3年ぶりだけど、BRZに乗るのは9年ぶり、昔のBRZとは全然違う車になっていた。と言っても、雨の中で数周乗っただけなので多くは語れないけど、昔は『エンジンパワーをくれ!』っていつも言っていたけど、今の車はパワーもトルクもある。2Lターボエンジンなので、井口・山内選手みたいに走るには、もっと乗り込んでエンジン特性なども理解しないと、難しいところもあるかもしれない」と語る。

さらに「ポールの記録を今なお持っているのも奇跡に近いけど、今記録に並ばれている山内選手がポールの記録を塗り替えるのならば、抜かれる瞬間同じチームにいて祝いたいよね」と後輩に記録を抜かれるのも悪くないと感じているようだ。

2日間のテストはほぼ雨が降り続け、佐々木選手が乗る機会は多くなかった。それでも小澤総監督は「レギュラードライバーではない佐々木選手が乗ったことで、井口・山内選手とは違う意見を聞くことができた。そういった意味でも乗ってもらったことには意味があったと思う」と感想を語る。

今シーズンに向けて小澤総監督は「岡山の開幕に向けてのテスト、第2戦富士に向けてのドライのテストができなかったので、確認したかったことのうちいくつかは確認できなかった。昨年のデータなどを含めて、今シーズンの向けてマシンセットアップを仕上げていきたい」と抱負を語った。

《雪岡直樹》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る