EVだけではない東京R&Dの水素トラック・水素バス…FC EXPO 2023

東京R&Dの実証実験FCEVバスに搭載された水素タンク
東京R&Dの実証実験FCEVバスに搭載された水素タンク全 10 枚

東京R&D(アールアンドデー)は国内では数少ないエンジニアリングサービスプロバイダー。国内すべてのOEMがプロトタイプ開発やコンセプトカーの制作で関わりを持つはずだ。FC EXPO 2023では、23年度中に走行がスタートするFCEVバスをアピールしていた。

このバスは新潟県の委託事業として制作したバスだ。日野の『ポンチョ』をFCEVにコンバートしている。燃料電池(FC)スタックやタンクは内製ではなく外部調達だが、FCシステムとしての設計・実装は東京R&Dが行った。FCスタックの調達先は、明言を避けたがおそらくトヨタと思われる。3本搭載される高圧水素タンクは総容量で153リットルとなる。タンクは海外からの調達だ。FCEVバスに搭載されたFCスタックは45kW。乗車定員は26名。一充填でおよそ110kmの走行が可能だという。モーターやスタックは車両後部に搭載され、後輪を駆動する。最大出力は200kWでトルクは1200Nmある。

いすゞエルフベースのFCEVトラックと日野ポンチョベースのFCEVバス

《中尾真二》

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
  4. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  5. 新型『キックス』ブラジル発売で浮き彫りになった「日産への期待と本音」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る